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夢幻水滸伝

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第三百七十八話 魔術と信仰その九

「驚くまでに」
「生活が出来ますと」 
 そうであるならとだ、ガブリエラは市長に話した。微笑みそのうえで彼に対してこう言ったのであった。
「人はです」
「悪いことをしない」
「そうですさかい」
「給与を支払っていますね」
「そうです」 
 そうしているというのだ。
「それで軍の略奪を防ぎ」
「役人の不正もですね」
「防いでいます」 
 そうしているというのだ。
「そうしています」
「そうなのですね」
「それはこれからもしていきます」
「そうですね」
「はい、ではこれからも」
「そのお考えで、ですね」
「政をしていくます」
 そうしていくというのだ。
「そしてベネズエラの東部をです」
「統一されますか」
「そうします」 
 こう言ってだった。
 ガブリエラは降らない街や村は攻めてそのうえで陥落させて降していった、そうしていってであった。
 ベネズエラ東部を統一した、そこからは勢力を拡大させずだ。
 内政に専念した、やはり治水も進めていくが。
「私達の勢力は川が命です」
「はい、まさに」
「そうなっていますね」
 神父とシスターが応えた。
「オリノコ川に面しているので」
「それで、ですね」
「その川とどう付き合っていくか」
 市庁舎の自室に二人を呼んで話していてその中で言うのだった。
「それがです」
「問題ですね」
「まさに」
「それで堤防を築き」
 そうしてというのだ。
「また橋もかけてです」
「移動を楽にもしていますね」
「そうもされていますね」
「はい、そして」
 そのうえでというのだ。
「水路も整え」
「水道もですね」
「そちらも造っておられますね」
「そうしてます、それで」
 そうした政を行ってというのだ。
「ずっとやっていっていますが」
「お見事です」
「誰もが感謝しています」
 二人はガブリエラに笑顔で話した。
「治水のことだけでなく」
「他の政でもです」
「まことによくして頂いて」
「勢力は豊かで平和になっています」
「それは何よりですが」
 ここでだ、ガブリエラはこうも言った。
「そやけどです」
「そやけど?」
「何かありますか」
「はい、私はこれ以上はです」
 二人に深刻な顔で述べた。 
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