夢幻水滸伝
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第三百七十五話 マチュピチュ会談その八
「お話を聞くわ」
「それでは」
こうしてアレンカールはニキータからの使者と会った、死者は白い毛の猫人の女であった。その使者が言うには。
「あらニキータちゃんからなの」
「左様です」
使者はそうだと答えた。
「アレンカール様達の勢力にです」
「入りたいので」
「そうお考えです」
「丁度こっちから使者送るところだったのよ」
アレンカールは執務室で自身の席に座って答えた。
「ほんまにね」
「そうだったのですね」
「そう、それならね」
使者に笑顔で話した。
「あたいとしてはね」
「受け入れて下さいますか」
「そうさせてもらうわ」
「そうですか」
「こっちから仲間にならへんかってね」
その様にというのだ。
「使者を送るつもりが」
「ニキータ様からですね」
「そう言ってくれるならね」
それならというのだ。
「ほんまにね」
「いいですか」
「そうよ」
まさにというのだ。
「あたいもね、ほなこれからは」
「ニキータ様もですね」
「コロンビアもね」
この国もというのだ。
「勢力に収めて」
「統治していきますね」
「そうするわ」
使者に笑顔で話した。
「平和にね」
「平和ですね」
「平和が第一でしょ」
こうもだ、使者に話した。
「そうでしょ」
「はい」
使者も確かにと答えた。
「その通りです」
「そやからね」
だからだというのだ。
「コロンビアもよ、ニキータちゃんと一緒にね」
「統治していかれますか」
「そうしていくわ」
まさにというのだ。
「これからはね」
「そうされますね」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「ニキータちゃんは仲間よ」
「アレンカール様の」
「そうなることも伝えてね」
「わかりました」
使者は確かな声で頷いてだった。
そのうえでコロンビアのニキータに話を伝えた、するとニキータはこれでよしと笑顔になった。そうしてだった。
自分からアレンカールと会談を申し出た、アレンカールも快諾し二人はブラジリアのアマードの官邸で会ったが。
ニキータは笑顔でだ、アレンカールに言った。
「ほなです」
「これからは一緒ね」
「楽しくあっていきましょう」
「一緒にね」
「はい、それで」
ニキータはさらに言った。
「これからどないするかですが」
「暫くは内政よ」
ニキータにもこう言うのだった。
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