夢幻水滸伝
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第三百七十五話 マチュピチュ会談その七
「軍隊ですね」
「そうよ、すぐに被災者に物資も届けられるし」
このこともあってというのだ。
「ほんまにね」
「災害にも軍隊ですね」
「あの組織よ」
「それで軍隊を確かなものにしますね」
「そうしていくわ」
「これからは」
「そうしたことを行っていくから」
アレンカールはアルゲダスにも話した。
「暫くは内政とかに専念するわ」
「そうしますね」
「コロンビア以外は進出しないわ、そのコロンビアもね」
「使者を送ってこちらに入らないのなら」
「もうね」
それでというのだ。
「暫くはええわ」
「そうですか」
「ええ、それでいくわ」
アレンカールは冷静な声で述べた。
「今はね」
「でがこれからは」
アマードは羊肉を食べつつアレンカールに問うた。
「勢力の拠点をサンパウロとし」
「あの街からね」
「南米北部を治めますね」
「そうするわ」
こう言ってだった。
アレンカールは大きな牛肉を食べた、そうして仲間になった者達と共に統一を祝って飲んで食べた。
それが終わってだ、一行は一旦それぞれの国に戻り。
それからアレンカールの使者に案内されてサンパウロに集まった、もうそこにはそれぞれの執務室が用意されており。
七人はサンパウロの官邸で執務を執る様にもなった、勢力としてはアレンカールの言った通り内政に専念していた。
その中でだ、アレンカールはガブリエラに言った。
「コロンビアのニキータちゃんにもね」
「使者を送ってですね」
「そうしてね」
ガブリエラに答えた。
「一緒にやっていこうってね」
「誘いをかけますね」
「そうするわ、その準備をね」
使者を送るそれをというのだ。
「これからね」
「進めますね」
「そうするわ」
まさにというのだ。
「これからね」
「それでは」
「あの」
だがそうした話をしたところでだ。
チェチーリアが来てだ、アレンカールに言った。
「ニキータさんから使者が来ました」
「あら、そうなの」
「お会いになられますか」
「ええ」
アレンカールはすぐに答えた。
「それならね」
「はい、それでは」
「会ってね」
そうしてというのだ。
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