夢幻水滸伝
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第三百七十三話 ブラジルからその四
「この世界の中南米でも」
「国家を蝕むので」
「摘発するわ、ただ給料はね」
「支払いますね」
「人は確かな生活を送れて法が厳しいならよ」
そうであるならというのだ。
「悪いことはそうはしないわ」
「その通りですね」
「そやから給料はね」
「しっかりと支払いますね」
「そうするわ、これだけでかなりね」
「汚職は減りますね」
「そこで摘発して」
そうもしてというのだ。
「法も厳しくすればね」
「尚更ですね」
「減るわ、そうして汚職を減らして」
「より健全に治める様にしますね」
「そうするわ、最悪なのは起きた世界のね」
そちらのというのだ。
「他ならぬあたい達の国の大統領でいたわね」
「ああ、あの酷い」
「もうあれはもう性根がね」
それがというのだ。
「根っこから腐りきっていたから」
「どうにもならへんですね」
「まさにブラジル史上最悪の大統領だったわ」
そうだったというのだ。
「そやからね」
「ああした輩はですね」
「即刻よ」
「除去しますね」
「さもないと勢力自体を腐りきらせてしまうから」
要職にあればというのだ。
「そやからね」
「勢力として排除して」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「別の少なくともましな人材をね」
「入れますね」
「そうするわ、あとね」
「あと?」
「腐りきった奴の職業を見ると」
アレンカールはここであらためて苦い顔になって話した、そこに彼の感情が実によく表れていたし彼も自覚していた。
「ギルドで登録されてるそれやなくてね」
「お金を稼ぐそれですね」
「サラリーマンとか公務員のね」
「それで見ますと」
「学校の教師がね」
この職業の者達がというのだ。
「異様にね」
「腐りきった輩が多い」
「ええ、とてもね」
こう言うのだった。
「本当に」
「暴力事件が異常に多く」
「性犯罪もね」
「生徒に対しても」
「そして汚職もね」
今話しているそれについてもというのだ。
「調べると異常にね」
「多いので」
「そやからね」
「教師の世界、教育界は」
「特にね」
「監視してですね」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「腐りきった奴をね」
「片っ端から追い出しますね」
「そうするわ、よく見える場所からよく見れば」
そうすればというのだ。
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