夢幻水滸伝
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第三百七十三話 ブラジルからその五
「誰がおかしいかわかるわ」
「グラウンドでもそうですね」
「そう、選手の誰かが八百していても」
それでもというのだ。
「グラウンド全体がよく見える場所に立ってじtっと観ているとね」
「わかりますね」
「だからね」
それでというのだ、実際に鶴岡一人や三原修はファーストや一塁コーチボックスからそうした選手がいるかどうか観ていたという。
「そうした教師がいたら」
「片っ端からクビですね」
「そして重罪ならね」
「厳罰ですね」
「死刑にならへんでも」
それでもというのだ。
「強制労働にはね」
「していきますね」
「そうするわ、外道への処罰は容赦しない」
「それが鉄則ですね」
「外道に情をかけても」
例えそうしてもというのだ。
「反省なんてよ」
「せえへんですね」
「そう、そしてね」
そのうえでというのだ。
「また同じこと繰り返すから」
「成敗しますね」
「そうするわ」
まさにというのだ。
「裁判所もそのつもりやしね」
「裁判制度も整えてよかったですね」
「そっちもちゃんとせえへんとね」
「勢力としてですね」
「ちゃんと治まらへんから」
だからだというのだ。
「整えたけどね」
「整えてよかったですね」
「ええ」
まさにというのだ。
「ほんまにね」
「そうなりますね」
「そう、そしてね」
アレンカールは話を続けた。
「教育界は特によ」
「汚職に気を付けますね」
「あの世界は只でさえ問題多い奴が多いしね」
「腐敗が酷過ぎますね」
「ええ、どうもマスコミと教師の世界っていうのは」
「腐敗しやすいですね」
「よく人を糾弾するけれど」
マスコミも教育界もというのだ、糾弾はマスコミの専売特許と思う者が多いかも知れないが教師達も教壇やデモでよく行う。
「そやけどね」
「自分達は、ですね」
「物凄く腐りやすくて」
「事実腐敗が深刻です」
「どの国でもそうみたいやし」
「ブラジルも然りで」
「それでよ」
そうした状況だからだというのだ。
「ほんまにね」
「教育界は特に監視する」
「そうするわ」
まさにというのだ。
「ほんまにね」
「そうして腐りきった連中を排除し」
「よおしてくわ、それにね」
「それに?」
「どの組織の風通しもよおするわ」
「教育界だけやなくて」
「風通しが悪いとね」
組織がそうなると、というのだ。
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