夢幻水滸伝
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第三百七十二話 自信のないジェネラルその十四
「信頼しています」
「そうなのですね」
「そうした方なのですね」
「はい、ですからお話が来てです」
会談のそれがというのだ。
「嬉しいです、何かと僕を引き立ててくれています」
「アマード様を理解されて」
「そうしてですね」
二人は何故アレンカールがそうするかすぐにわかった、アマードをよく見て認めているということがだ。
「そうされていますね」
「常に」
「僕なんかを」
だがアマードはここでも自信のなさを見せた。
「そうしてくれています」
「あの、ですから」
「自信を持たれて下さい」
二人もすぐにフォローを入れた。
「アマード様は出来ています」
「努力もされています」
「だからです」
「自信を持たれて下さい」
「そうだといいですが、それでアレンカールさんは」
二人の言葉に頷きつつあらためて彼のことを話した。
「僕を励ましもしてくれて褒めてもくれる」
「だからですね」
「親しみを感じておられるのですね」
「凄く、本当に素晴らしい先輩です」
自分がそうだと思う彼のことも話した。
「非常に。その先輩とお会いして」
「そうしてですか」
「これからはですね」
「やっていきたいです」
この世界でというのだ。
「是非」
「そうなのですね、では」
「会談の準備が整えば」
「お会いします」
「わかりました、それでは」
「その様にしましょう」
二人もそれならと応えた、そうしてだった。
アマードは会談の準備を進めさせそのうえで自分もアレンカールと会う準備を進めた。その中でだった。
ブラジリアの街を見てだ、署長と警官に言った。
「ずっと平和であって欲しいですね」
「アマード様のお陰で平和で豊かになりましたが」
「以前より遥かに」
「そしてその平和がですか」
「これからもですか」
「ずっとです」
それこそというのだ。
「維持されることをです」
「願われているのですね」
「そうなのですね」
「はい、僕はその為に努力して」
そうしてというのだ。
「そのうえで世界を襲うという危機もです」
「退けて」
「平和を守りたいですか」
「はい」
まさにというのだ。
「これからも」
「このブラジリアも」
「そうお考えですか」
「起きた世界ではこの街で生まれました」
ブラジリアでというのだ。
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