夢幻水滸伝
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第三百六十七話 アメリカから南半球へその十
「勝てんかった」
「そやったな」
「それを読んでやな」
「僕も策を立ててな」
「戦ったな」
「正直日本は軍の規模は一番小さかった」
「それでどないして勝ち抜くか」
「色々奇策も考えて」
それと共にというのだ。
「そしてや」
「星の者の力やな」
「それを用いてな」
そうしてというのだ。
「戦ってな」
「勝ったな」
「そや、ほんまな」
まさにというのだ。
「策を用いて」
「星の者の力を最大限に活用して」
「勝ったわ、ただどの戦も一歩間違えたらな」
その時はというと。
「日本は負けてた」
「どの戦でもやな」
「そやったわ」
リーにたこ焼きを食べてから話した。
「運もあったな」
「思惑通りに行く様な」
「戦は何が起こるかわからんからな」
だからだというのだ。
「ちょっとの運不運でな」
「勝敗が変わるな」
「それでこっちに悪いことが起きんかった」
一連の戦ではというのだ。
「このこともな」
「大きかったな」
「そやったわ」
まさにというのだ。
「一連の戦ではな、そしてな」
「勝ってやな」
「統一出来た、その星のモンもや」
「私達は圧倒してる」
「そやからな」
だからこそというのだ。
「相当下手なことせんとな」
「勝てるな」
リーは言った。
「軍事システムも整えてるしな」
「政全体でな」
「それで合理的にも動けてるしな」
「そやからな」
だからだというのだ。
「相当下手なことせんとな」
「枢軸にも騎士団にも勝てるな」
「ああ、ただ戦をしてもな」
芥川はその際の話もした。
「決してな」
「民に危害は加えん」
「民生への影響は最低限や」
「そうなる様にするな」
「そや」
まさにというのだ。
「そうであるべきや」
「そや、民に危害を加える戦はや」
リーもそうした戦を否定して話した。
「やっぱりな」
「あかんわ」
「星の者の戦やない」
絶対にというのだ。
「世界を救う者が民を戦に巻き込むのはな」
「本末転倒や」
「そやからな」
「ああ、他の勢力と戦ってもな」
「これまでの戦と同じでな」
「民には迷惑をかけん」
「そうでないとな」
さもないと、というのだ。
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