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夢幻水滸伝

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第三百六十七話 アメリカから南半球へその八

「統一されてからも発展したね」
「そうよ」
 このことを話した。
「ほんまね」
「本格的にやね」
「そやったのよ、それでこっちの勢力の統一までもね」
「大変やったね」
「いや、文字通りよ」 
 ビールを飲みつつ笑って話した。
「山あり谷ありで」
「紆余曲折があって」
「その中でやっていっててね」
 それでというのだ。
「ほんまね」
「大変やったんやね」
「今振り返ってもね」
 まさにというのだ。
「何かとあったわ」
「他の皆と一緒やね」
「そしてね」
 それでというのだ。
「アマゾンもサハラ砂漠もね」
「勢力圏にあるけど」
「殆ど誰も入ってないわ」
「めっちゃ危ないからね」
「両方共あれよ」 
 アレンカールはたこ焼きを一個食べてから言い切った、たこ焼き屋の中ではふはふと食べるたこ焼きは実に美味い。
「下手に入ると一瞬でね」
「魂だけになるね」
「猛獣達が寄ってたかって来てね」 
 そうしてというのだ。
「骨もなくなるわ」
「そうした地域やね」
「そやからサハラ砂漠は自然の要害にもなってるわ」
「アラブから人が来いひんから」
「そやからね」
 だからだというのだ。
「あの砂漠を越えて攻め込むなんて」
「空からでも無理やし」
「空も過酷な自然環境で」
 そうであってというのだ。
「獣もモンスターも多くて強いから」
「うち等の軍でも中々乗り越えられんし」
「そやからね」
 そうした場所だからだというのだ。
「ほんまね」
「あの辺りはしゃあないわね」
「そやね、そやけど普通に人が暮らせる範囲は」
「ちゃんと出来てるわ」
「水道もガスも通って」
「清潔で快適にね」
「皆暮らせる様になってるね」
 綾乃は笑顔で言った。
「他のインフラのことも」
「学校も郵便も整ったし」  
 十星連合の領土全体がというのだ。
「一つの村に一つの学校」
「郵便局も水道局もあって」
「それでよおなったわ」
「道路も敷かれて」
「鉄道も通ってね」
「それで電車かディーゼルの」
「やっぱり電車がええと思うわ」
 アレンカールは鉄道についてはこう述べた。
「ほんまね」
「そやね、蒸気機関車よりもね」
「煙出さへんし燃料はいつも補給出来て」
 パンダグラフから電線を流れる電流のそれを得ているのだ、その為電車は電線等に何かない限り燃料には困らないのだ。 
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