夢幻水滸伝
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第三百六十七話 アメリカから南半球へその七
「思ってる」
「そうやな」
「若し自分もって思ってるならや」
「せめて行いあらためるな」
「環境のこと考えるわ」
「そうするな」
「しかしな」
それがというのだ。
「そうした奴はな」
「自分だけやな」
「あのおっさんかてそやろ」
鳥の様な名前の元総理大臣もというのだ。
「自分の責任すらや」
「考えられへんな」
「それで好き勝手言うてな」
「自分しかないな」
「自分の言いたいことだけでな」
「そやから気にすることないな」
「ほんま禁治産者の可能性あるからな」
責任把握能力がないのなら最早その行いに責任を持てないということだ、発言にもそうであるのなら社会的生活を遂行出来ないと判断していい。
「そやからな」
「あのおっさんの言うことはやな」
「無視する、いやいてるだけでな」
「日本にとって禍やな」
「そやから出来たら表に出さん」
「そうすべきかな」
「そのレベルのおっさんや」
まさにというのだ。
「そやからな」
「そうした人の言うことは考慮せんで」
「文明は自然の中にある」
「そう考えるべきやな」
「そのうえでな」
それでというのだ。
「政をやってくべきや」
「あっちの世界でな」
「そのうえで文明を発展させて」
そうしてというのだ。
「国力もな」
「備えて」
「そしてや」
そのうえでというのだ。
「世界を統一するで」
「そうするな」
「いや、中南米とアフリカを治めて」
アレンカールは自分が棟梁だった地域のことを話した。
「他勢力との文明や技術レベルの違いに苦労したわ」
「そやってんね」
「そう、だってアメリカは二次大戦のレベルでね」
アレンカールは綾乃にビールのジョッキ片手に話した。
「日本は一次大戦、中国は十九世紀末でね」
「南洋は十九政後半やったね」
「こっちは中頃位で」
十九世紀のというのだ。
「ほんまね」
「アフリカはまだ帆船だったのよ」
「船やったね」
「やっと気球が出回った」
「その辺りで」
「ほんま技術的にはまだまだ未熟で」
そうであってというのだ。
「こっちは内政特異な子多かったさかいね」
「内政に力入れて」
「発展に勤しんでたけど」
それでもというのだ。
「その途中で決戦になって」
「負けてやね」
「統一されたけど」
それでもというのだ。
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