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夢幻水滸伝

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第三百六十七話 アメリカから南半球へその二

「それでや」
「自動車も普及した、そしてや」 
 シェリルはビールを飲み干して店員からおかわりを受け取ってから言った。
「空船もな」
「よおなったわ」
「水軍の軍艦やが」 
 それがというのだ。
「全部空も飛べる」
「そうもなったしな」
「それも二次大戦のレベルの軍艦がな」
「これは大きいわ」
「航空機は単葉でな」
「今十星連合軍はかなり強い」
「数もある」
 こちらも備わっているというのだ。
「そやからな」
「戦になってもな」
「充分にや」
 まさにというのだ。
「戦えるわ」
「そやな、ただな」
 ここでリーはこうも言った。
「ジェット機はな」
「開発が遅れてるな」
「技術の普及に力を入れて」
「連合全体にな」
「確かに全体として発展したが」
「開発が遅れてる技術も出てな」
 シェリルはそれでと話した。
「そしてな」
「ジェット機はな」
「開発が遅れてるわ」
「プロペラ機だけや」
「我が軍の航空機は」
「それでもかなりやけどな」
 羅はたこ焼きの上のマヨネーズやソースの味を楽しみつつ言った。
「プロペラ機でも」
「ああ、他の勢力は複葉機や」 
 施もたこ焼きを食べながら話した。
「そやからな」
「単葉機やとな」
「圧倒出来るわ」
「戦車もそやしな」
「他の勢力は精々砲塔のないもんや」
「しかしこっちは回転砲塔や」
「それだけでもちゃう」
 全くという言葉だった。
「ほんまな」
「その通りやな」
「その他の勢力といっても」
 それはというと。
「二つや」
「三星枢軸と五星騎士団な」
「そや、どっちも星のモンの勢力でな」
「もう他の勢力は降ってるしな」
 あちらの世界にあるそれ等はというのだ。
「そうなってるからな」
「そやからな」
 それでというのだ。
「あの二つの勢力だけになるが」
「どっちもな」
 その三星枢軸も五星騎士団もというのだ、三星枢軸はエカチェリーナとタゴール達の勢力で五星騎士団は欧州の神星の五人が軸となっている勢力だ。
「精々一次大戦レベルの技術でな」
「航空機は複葉機でな」
「戦車は回転砲塔なしや」
「民間もまだまだや」
「こっちと比べるとな」
「実際あたい達十星連合は発展していてね」
 アレンカールはビールを飲んでから言った。 
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