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夢幻水滸伝

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第三百六十六話 戦場での会談その十三

「わかってへんがな」
「色々言われてるな」
 トウェインは考える顔で述べた。
「地震だの台風だの洪水だのな」
「噴火もあるな」
「地軸が変わるとか隕石が落ちるとか」
「他には異星人が攻めるとかな」
「そうした説もあるな」
「実際な」 
 メルヴィルはトウェインに真剣な顔で話した。
「この世界にも宇宙があってな」
「地球以外にも星があってな」
「そしてその星にや」
「宇宙人がおるな」
「これはどうやら間違いない」
 宇宙人と呼ばれる存在を否定しなかった。
「宇宙船らしきもんもある」
「地球に落ちてきたな」
「むしろ起きた世界よりもはっきりとな」
「あるな」
「そや」 
 まさにというのだ。
「それでや」
「宇宙人が侵略してくるともな」
「言われてる、ほんま諸説あるわ」
「世界を襲う危機は」
「そや」 
 まさにというのだ。
「まだわからん、しかしな」
「危機が来ることは事実やな」
「それでや」
「危機を退けるにも力が必要や」
「それでや」
「これからもやな」
「ことを進めていこうな」
 こうトウェインに言うのだった。
「アメリカの星のモン全員でやってくことになったしな」
「ああ、戦もしてな」
「剣を交えてもな」 
 それでもというのだ。
「絆が出来た、ほなな」
「ああ、一緒にやってこな」
「世界を救う為にな」
 二人で誓い合った、そして暫くの間アメリカの国力増強に腐心した。だが日本を統一した綾乃達の言葉を受け。
「やるか、まずは太平洋とアフリカと地下世界や」
「ああ、この世界の七割以上を掌握するで」
 トウェインもメルヴィルも言った。
「大きな戦になるわ」
「間違いなくな」
「中国も南洋も中南米も脅威や」
「北極上空も地下世界も」
「そして日本もや」
「どの勢力も脅威やが」
 しかしというのだ。
「それでもな」
「最後に勝つのはアメリカや」
「この国力と技術で戦う」
「この世界随一のな」
「そしてわい等がおる」
 トウェインは毅然として言った。
「それやとな」
「ああ、負けんわ」
「どの勢力も強いが」
 しかしというのだった。
「わい等はそれ以上に強い」
「戦は強い方が勝つ」
「そやからな」
 それ故にというのだ。 
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