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夢幻水滸伝

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第三百六十六話 戦場での会談その十二

「それでやな」
「そや、それでや」
 そうであるからだとだ、メルヴィルはさらに話した。
「その国力を用いてな」
「世界を統一するな」
「そしてその統一した力でな」
「この世界を襲う危機を退けるな」
「そや、その危機がどういったものか」
 そのことはというと。
「まだわかってへんが」
「それでもな」
「世界を救おうと思ったら」 
 それならというのだ。
「ほんまな」
「力が必要や」
「そや、もうそのことはな」
「絶対のことや」
「何でも力がないとな」 
「出来ん、特にや」
「世界を救うだけのことをしようと思ったら」
 その時はというのだ。
「ほんまな」
「かなりの力が必要や」
「それでや」
 そうであるからだというのだ。
「ほんまな」
「アメリカを統一したしな」
「今度はな」
「世界を統一するな」
「そしてこの世界の地球の力とな」
「わい等星のモンの力を集めて」
「そしてや」
 そのうえでというのだ。
「ほんまな」
「全力でやな」
「向かうんや」 
 そうするというのだ。
「世界を襲う危機にな」
「それがわい等の役目やからな」
「星のモンのな」
 即ち自分達のというのだ。
「そやからな」
「やるな」
「絶対にな」
「ほな今はな」
 トウェインは確かな声で言った。
「国力を養うか」
「アメリカのな」
「世界で随一の国力でもな」
「さらにや」 
 今以上にとだ、メルヴィルは答えた。
「発展してな」
「国力を備えてな」
「そしてや」
 そのうえでというのだ。
「統一に乗り出すで」
「それに見合う力がついたらな」
「そや、アメリカ大陸もアジアもオセアニアもな」
「掌握するな」
「そして他の大陸もそうしていって」
 そうしてというのだ。
「それでや」
「そのうえでな」
「星の連中も仲間にしていってな」
「統一してな」
「その力でや」
「世界を救うな」
「そうする、まだ世界を襲う危機が何かはな」
 このことはというと。 
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