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夢幻水滸伝

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第三百六十六話 戦場での会談その六

「ほんまに」
「そこを間違えるとな」
 そうすると、というのだ。
「書類仕事の大事さもな」
「わからんな」
「そや、これは絶対に必要や」
 メルヴィルははっきりと言った。
「書類仕事はわし等より綾乃ちゃんの方が得意みたいやし」
「そうなんやな」
「そしてそちらでもな」
 書類仕事でもというのだ。
「太宰はな」
「ダントツか」
「もう山みたいな書類をな」
 それだけの量のというのだ。
「一瞬でや」
「終わらせるか」
「そこまで凄いらしいわ」
「そうなんやな」
「それでや」
 そうであるからだというのだ。
「綾乃ちゃんの下で宰相やっててな」
「あそこは政が順調やな」
「もうどんどんな」
 メルヴィルはさらに話した。
「あそこが発展してるのはな」
「太宰の書類仕事のよさもか」
「関係してるわ」
「そやねんな」
「そやからな」
 だからだというのだ。
「わし等も頑張ってな」
「書類仕事していくことやな」
「こっちもな、そしてな」
「そのうえでやな」
「アメリカを動かしていこうな」 
 そうしていこうというのだ。
「是非な」
「それで仕事が終わったし」
「今日は休もうな」
「プライベートの時間や」
 トウェインは気さくな笑顔で話した。
「これからはな」
「ほな飲むか」
 メルヴィルはプライベートと聞いてトウェインに言葉を返した。
「何かな」
「そやな、二人で飲むか」
 トウェインはそれならと応えた。
「今から」
「ああ、晩飯食いながらな」
「そやな、今日の晩飯は確かハンバーガーやったな」
「サラダもあってラザニアもあってな」
「ラザニアか、ほなな」
 この料理もあると聞いてだ、トウェインは言った。
「赤ワインにするか」
「カルフォルニア産やな」
「そのワインでどや」
「ええな」
 メルヴィルは笑って応えた。
「ほなな」
「ああ、今から二人で晩飯食いながらな」
「一緒に飲むか」
「そうしよな、それで明日は皆呼んで」
 トウェインはこうも言った。 
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