夢幻水滸伝
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第三百六十六話 戦場での会談その四
「ほんまな」
「そうしてこな、そして外交やが」
「今はどの勢力とも揉めてへんしな」
「暫くは戦もせんで」
「平和にやってくか」
「カナダとも中南米ともな」
「中南米は今アレンカールが統一を進めてる」
トウェインはこのことも話した。
「そやからな」
「あいつとの付き合いを深めてくか」
「それで中国や南洋ともな」
「貿易もやってるしな」
「貿易は儲かるやろ」
「かなりな」
メルヴィルは真顔で答えた。
「そやからな」
「どんどんやってこな」
「それで中国も南洋も落ち着いてきたしな」
だからだというのだ。
「それでな」
「そのうえでやな」
「外交は平和にやって」
「貿易も進めていくな」
「それも大々的に」
メルヴィルは強い声で話した。
「やってこな」
「そして儲けていこうな」
「そうしていこうな」
「是非な」
「日本ともな」
「ああ、日本はまだ統一はされてへんが」
それでもとだ、トウェインは話した。
「星のモンがダントツで多くてな」
「それなりに豊かでもあるな」
「そやからやな」
「外交関係を結ぶのも悪ないし」
そうであってとだ、メルヴィルも言った。
「発展もしてるしな」
「特に綾乃ちゃんの勢力な」
「日増しに豊かになってな」
「勢力の拡大も順調や」
「日本の他の勢力を併呑していってるな」
「あそこはな」
トウェインも綾乃達について話した。
「星のモンが三人おる」
「そのことが大きいな」
「綾乃ちゃんにな」
彼に加えてというのだ。
「軍師に芥川、実際の戦で中里がおる」
「その三人が軸や」
「そしてやな」
「政は太宰がおる」
「太宰は天の星やがな」
「政は第一や」
何と言ってもというのだ。
「星の者達の中でもな」
「そやな」
「それでや」
そうであるからだというのだ。
「ほんまな」
「発展の状況が凄いな」
「他にも星のモンが揃ってるし」
「日の出の勢いや」
「そやな、それでや」
そうであるからだというのだ。
「日本の中でもな」
「綾乃ちゃん達日本の関西とはな」
「交流を深めていこうな」
「やがて戦になると思うが」
「それでもな」
こう話した、そしてだった。
そうした話をしてだった、二人で仕事をしていった。政の書類仕事で二人共サインをしていったがその中でだ。
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