夢幻水滸伝
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第三百六十五話 戦場での会談その八
「全軍の損害が三割やからな」
「まさに全滅ですね」
「相手もそやけどな」
それだけの損害を受けているがというのだ。
「ほんまな」
「損害が大きいですね」
「今回の戦はな」
まさにというのだ。
「それでや」
「暫くはですね」
「ある戦力でな」
「ものごとに対しますね」
「獣やモンスター、賊を成敗して」
これまでしてきたことを行いというのだ。
「巨人が出てもな」
「対しますね」
「そうするわ。最近巨人はアメリカに出てへんが」
「どうもです」
デリーロが言ってきた、仲間達も一緒に視察して回っていて共にいるのだ。
「枢軸や欧州にです」
「集中して出てるな」
「以前は地下世界にも出ていた様ですが」
「あっちも最近は出てへんな」
「そしてアマゾンやサハラ砂漠にも」
こうした地域にもというのだ。
「多く出ている様です」
「どっちも人が簡単に入られへんな」
「そうした場所ですが」
それでもというのだ。
「出ています」
「そやな、あいつ等はいつも急に出て来るからな」
「文字通り神出鬼没です」
「そして急に消えるさかいな」
「実に厄介です」
「まさに災害や」
そう言っていい存在だというのだ。
「ほんまな」
「そうですね」
「そやからな」
だからだというのだ。
「あの連中が何時何処で出てもな」
「対処出来る様に」
「軍の戦力回復に努めてや」
「今ある戦力で、ですね」
「戦うで」
「わかりました」
ガーランドは確かな声で答えた。
「それでは」
「そうしよな」
「そして会談ですね」
オニールがこのことを話してきた。
「そちらもですね」
「準備を進めてな」
トウェインはオニールにも話した。
「そうしてな」
「これからのことを決めますか」
「そうするで」
「そうですか」
「戦では決着がつかんかった」
トウェインは今のこの状況も話した。
「そやからな」
「他の手段で決めますね」
「そや、それでや」
「この度はですね」
「会談を行ってな」
そうしてというのだ。
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