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夢幻水滸伝

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第三百十一話 陽動と侵攻その六

「戦うで」
「わかったっす」
「整備も補給も休養もな」
 その全てをというのだ。
「整えるで」
「まさに万全の状況にしますね」
 フォークナーも応えた。
「この度は」
「そや、そしてな」
「戦いますね」
「そうするで、勿論糧食もな」
 こちらもというのだ。
「常にや」
「食べられる様にしますね」
「腹が減っては戦は出来ん」
 メルヴィルは微笑んでこうも言った。
「そやな」
「はい、絶対に」
 フォークナーもその通りだと答えた。
「飢えていてはです」
「どんな生きものも動けんわ」
「そうですね」
「実際補給を断たれてな」
 そうなってとだ、メルヴィルは話した。
「敗れたケースも多いやろ」
「餓えてですね」
「そや、飲み食い出来ん様になってな」
 当然武器や兵器もなくなってだ、
「そしてな」
「戦えへん様になりますね」
「そや」
 それでというのだ。
「そうなるさかいな」
「万全のですね」
「状態にするで」
 百万の軍勢をというのだ。
「そうするで」
「わかりました、ほな」
「決戦の準備や、全員で戦うで」
 こうも言ってだった。
 メルヴィルはルイス達の動きを見て決戦になると見抜き軍をそれに向かって整えだした、軍はシカゴの東に集結させることとし。
 イリノイ州それにインジアナ州の掌握も進め補給路や工法の安全も整えた、そしてデトロイトにいるホーソーンに貝殻で話した。
「自分もや」
「決戦に参加しますか」
「ああ、五大湖の方は提督達に任せてな」 
 そうしてというのだ。
「自分はや」
「メルヴィルさん達と一緒に戦いますか」
「相手は星のモンが全員来る」
「三人ですね」
「それやとな」
「こちらもですね」
「全員で戦ってな」
 星の者達でというのだ。
「そしてや」
「戦ってですね」
「勝つんや」
 そうするというのだ。
「ええな」
「そうして勝ちますか」
「相手は決死で来る」
 ルイス達はというのだ。
「もう後がないだけにな」
「しかも劣勢なので」
「ルイス達も翔平も必死で来る」
 戦ってくるというのだ。
「そやからな」
「こちらもですね」
「全軍、万全の状況でや」
「戦いますね」
 まさにというのだ。
「その様にして」
「そうするからな」
「わいもですね」
「来てもらうで、ただ万が一こっちが負けたらな」
「水軍で、ですか」
「シカゴを伺うんや」
 敵の本拠地をというのだ。 
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