夢幻水滸伝
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第三百十話 インジアナ州侵攻その五
「ここはな」
「船を用いて」
「移動や輸送を行うで」
「ほなそういうことで」
「それで人もものもインディアナポリスまで一気に進めて」
自分達を表す駒を全てその街の方に進めて話した。
「そしてや」
「攻め落としますね」
「そうするで、あの街を攻め落とせば」
メルヴィルはそれからのことにも言及した。
「インジアナ州はや」
「はい、そこからっ四方に行けるっす」
セリューが言ってきた。
「そうなるっす」
「まずはケンタッキーとの境まで掌握するで」
既に自分達の勢力となっているその州までというのだ。
「そしてや」
「それからっすね」
「北に軍を進めてな」
「シカゴっすね」
「そう攻めてくで、敵の本拠地をや」
「攻め落とす」
「そうしたらもうや」
それでというのだ。
「この戦もな」
「終わりっすね」
「そうなる、ほなな」
「これからっすね」
「水運も用いてな」
陸それに空だけでなくというのだ。
「進むで」
「了解っす」
こう話してだった。
メルヴィルは仲間達と共に軍をあらゆる移動それに輸送手段を用いてインディアナポリスに進めた。
そうしてだ、そのうえでだった。
自分は空軍を率いてだ、空からインディアナポリスに向かう中で自分が乗っているグリフォンに話した。
「さて、まずはな」
「空からですね」
「インディアナポリスを攻撃するで」
「そうしますね」
「まずはな」
前を見据えつつグリフォンに話した。
「爆撃を行ってな」
「敵にダメージを与えますね」
「そや、陸軍が攻めるまでにや」
「出来る限りですね」
「敵を叩く、今の敵はな」
「航空戦力はかなり落ちています」
「これまでの戦でな」
このことも言うのだった。
「そうなってる、それならや」
「敵のその状況を衝いて」
「さらにや」
「空からの攻撃を行いますね」
「ああ、それでインディアナポリスのや」
この街のというのだ。
「まずは対空陣地や空港を破壊して」
「航空戦力を奪い」
「また空からへの攻撃を無力にするで」
「そのうえで、ですね」
「本格的にや」
「敵軍全体への攻撃を行いますね」
「そうするで」
こう言うのだった。
「これまで通りな」
「まずは空からですね」
「航空戦力があってや」
メルヴィルは自分に言うグリフォンに言葉を返した。
「それが有利な状況やとな」
「この様にして、ですね」
「真っ先に動かしてな」
「攻撃を加えてですね」
「敵の航空戦力を奪ってな」
「制空権を手に入れるのですね」
「そや」
まさにというのだ。
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