夢幻水滸伝
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第三百九話 頭を潰せその十
「そやからな」
「ここはやな」
「今のうちに撤退しよな」
「そうしよな、そしてルイスさんとお話して」
「今後どないするか」
「決めような」
「そうしよな」
こう話してだった。
二人は撤退の準備に入った、そこからは極めて迅速であり。
ギンズバーグは獣やモンスター達をスプリングフィールドに集結させルイーザは一旦アンデットを引っ込めて軍をそうさせた、そのうえで。
ありったけの航空機や列車や車、馬に将兵も物資も次々に乗せ撤退させた、術も使ってそうしてだった。
ルイーザはまたアンデットを出して後詰とし将兵もモンスターも撤退全て撤退したのを見届けて主力を率いるギンズバーグに貝殻で話した。
「あたしもや」
「今からやな」
「撤退するわ」
こう言うのだった。
「そうするわ」
「ああ、もう運べるもんはな」
「全部運んだしな」
「何とか撤退も間に合ったな」
「ああ、しかしな」
それでもとだ、ルイーザは既に街を出ているギンズバーグに話した。
「そろそろこっちにや」
「敵軍が来るな」
「セリューちゃんの軍が見えてきた」
「あの娘のか」
「戦車や装甲車が多い」
見ればそうであった。
「そして騎兵隊もな」
「そうか、手強いな」
「しかしな」
それでもとだ、セリューは話した。
「絶対にや」
「足止めしてくれるか」
「ああ、そやから自分はな」
「撤退してええか」
「そのままな、頼むで」
「わかったわ」
ギンズバーグもそれならと応えた。
「ほなな」
「そのままやな」
「撤退していくわ」
「ああ、しかし十万までな」
「兵が減ったな」
「かなりやられたわ」
ルイーザはこのkとおを無念そうに述べた。
「捕虜にされてな」
「そやな、しかしな」
「それでもやな」
「やれるだけや」
「戦うしかないな」
「ルイスさんとも話して」
そのうえでというのだ。
「これからもな」
「そうしてこな」
「ほな一旦な」
「インディアナポリスまで撤退や」
「そうしよな」
二人で貝殻で話した、そしてギンズバーグは主力を率いて先にインディアナポリスに向かいそうしてだった。
ルイーザは多くのアンデットそれもドラゴンゾンビ等戦車にも負けない戦闘力を持つものを多く出してだった。
迫って来たセリューの軍勢との戦闘に入った、それを聞いてだった。
メルヴィルは貝殻で報告してきたセリューに言った。
「ああ、無理はせんことや」
「ルイーザさんを捕まえたりはっすか」
「ああ、アンデットやしな」
倒しても使役する者の力がある限り出せる彼等が相手だからだというのだ。
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