夢幻水滸伝
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第三百五話 東と南からその十
「そのうえでな」
「長い航続距離をですね」
「手に入れたい」
「そうですか」
「ああ、少なくとも今の状況はな」
「満足出来へんですか」
「わしとしてはな」
フォークナーに共に食事の場に向かいながら話した。
「まだまだや」
「改善しますか」
「ああ、ただ流石に急には伸びん」
航続距離、それはというのだ。
「次の開発する機体でな」
「航続距離をですね」
「伸ばす」
「そうですか」
「戦闘機だけやなくてな」
「攻撃機や爆撃機も」
「そして哨戒機もな」
こちらの機体もというのだ。
「航続距離を伸ばす、当然偵察機もな」
「航続距離を伸ばしますか」
「そうする、そしてな」
そのうえでというのだ。
「その分な」
「作戦活動範囲を拡大していき」
「有利に戦ってくで」
「そうしますね」
「航空機の航続距離っすね」
セリューが言ってきた、見ればフォークナーだけでなくセリューにヴォネガットそれにジェーンも一緒である。
「今後の課題は」
「勿論他の性能もな」
「向上させていくっすね」
「そうしてくわ」
「そうっすか」
「航続距離は零戦やが」
メルヴィルは真剣な顔で述べた。
「しかしそれだけやないからな」
「航空機はっすね」
「そやからな」
だからだというのだ。
「ここはな」
「他の性能もっすね」
「向上させるで」
今使用している機体以上にというのだ。
「そうするで、これは航空機だけやない」
「あらゆる兵器がっすね」
「該当してるさかいな」
そうだというのだ。
「それでや」
「あらゆる兵器の性能を向上させて」
「そしてな」
「やっていくっすね」
「そや、ええな」
「わかったっすよ」
「このことはこの世界でも同じですね」
ヴォネガットは真剣な顔で述べた。
「兵器の開発についても」
「ああ、まさに日進月歩でな」
「進歩させていきますね」
「そうしてくもんや、武器や防具もな」
こうしたものもというのだ。
「しっかりとな」
「進歩させていき」
「そしてな」
「戦力を高めていきますね」
「そうしてくで」
こう言うのだった。
「ええな」
「それでは」
ヴォネガットもそれはと応えた。
「その様に」
「してこな」
「それでは」
「それでや、兵器の話はええとしてな」
これでというのだ。
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