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夢幻水滸伝

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第三百三話 プエルトリコでの会談その十一

「そやけどね」
「名前は一緒やな」
「そうね、それで碧ちゃんを雇ったら」
 アレンカールはその場合のことも話した。
「これがね」
「ほんま働いてくれるな」
「そうなのよね」
「そやな」
 実際にとだ、メルヴィルも頷いた。
「わし一度あの四人組と一緒に雇ったが」
「かなり働いてくれたわね」
「随分助かったわ」
 エミリーとホーソーンの戦いの時にというのだ。
「ほんまな」
「そうよね」
「また機会があったらな」
 その時はというのだ。
「雇いたいわ、いや」
「今度は仲間ね」
「そっちにすべきやな」
「そうよ、あの娘地下世界で愛ちゃん達と行動しつつ」
「傭兵もやってるな」
「それと星の子を何人か連れて」 
 アレンカールは彼女のことをさらに話sした。
「とっておきのお宝を探してるみたいね」
「ああ、神具やない」
「それを探してるみたいね」
「それが何か」
「かつてこの世界で使われた物凄い兵器みたいね」
「それを探してるみたいやな」
 メルヴィルもその話に応えて話した。
「どうも」
「それも熱心にね」
「あの娘も忙しいんやな」
「そうね、その碧ちゃんをね」
「今度は雇うんやなくてな」
「仲間にしたいわね」
「そやな、頼りになるで」 
 碧、彼女はというのだ。
「ほんまな」
「仲間にしたらね」
「雇った時もそやったし」
「一時的でもね」
「それが永遠になったらな」 
 その時はというのだ。
「もうな」
「どれだけ頼りになるか」
「正直人材は一人でも多く欲しい」
「そうなのよね、特に星の子がね」
「こっちの世界の人材も必要やが」
 まさに一人でも多くというのだ。
「星のモンがな」
「能力がちゃうからね」
「ほんまな」
「一人でも多く必要ね」
「そやからな」
「碧ちゃんもよね」
「欲しいわ」
 仲間にというのだ。
「これからは」
「そうよね、まああの娘はまた今度で」
「ああ、今はな」
「あたい達はあたい達でやっていきましょう」
「そうしよな」
 中立条約を結んだからとだ、メルヴィルは応えた。
「今は」
「そういうことでね」
「ほな条約も結んだし」
「今はこれでお別れね」
「昼飯終わったらな」
「そうしましょう、しかしほんまオムライスは美味しいわ」
 アレンカールは笑って自分達が今食べている料理のことを話した、見れば二人共それぞれの皿をどれもかなり減らしている。 
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