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夢幻水滸伝

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第三百話 優しい地獄の番犬その十五

「果たしてどうするか」
「他の方と力を合わせていきたいと言われていましたが」
「今もその考えっす、しかし誰とそうしていくか」
 それがとだ、セリューは言うのだった。
「問題っす」
「私としてはです」
 ケルベロスは自身に主が考えているのを見て自分の考えを述べた。
「もう少し様子をです」
「見るべきっすか」
「アメリカだけでも二十人以上の星の方がおられて」
「それぞれ活動しているっす」
「それで勢力もです」
「拡大されているっす」
「群雄割拠ですが」
 そうした状況だがというのだ。
「あと少しです」
「様子を見るべきっすか」
「はい、あと少しで」
「色々わかってくるっすか」
「星の方はどなたも出来た方ですが」
 人としてというのだ。
「しかしです」
「一緒にやっていくにしてもええ人であることはよくても」
「そして星の方は能力もおありですが」 
 それこそこの世界では神の域に達しているまでにだ。
「そうですが」
「そやけどっすね」
「はい、相性等もあるので」
「よく見ることっすね」
「私はメルヴィル様が最もです」
 ニューヨークを拠点にして活動している彼がというのだ。
「共に動くにあたって」
「ええ人っすか」
「そう思いますが」
 それでもというのだ。
「しかしまだです」
「見極めが必要っすね」
「そう思います」
 こう言うのだった。
「まだ」
「わかったっす」
 セリューはケルベロスのその言葉に頷いて応えた。
「なら今はっす」
「それぞれの勢力の見極めにですね」
「専念するっす」
 こう言ったのだった。
「内政をしつつ」
「そうされて下さい」
「事実内政もっす」
「やるべきことが多いですね」
「まさに山積みっす」
 そこまで多いというのだ。
「そやからっす」
「はい、外交はそうであっても」
「やるべきことは多いっす」
「山積みと言っていいですね」
「そうっすから」
 だからこそというのだ。
「これを機会にっす」
「内政を充実させますね」
「今はそうするっす」
 外の諸勢力の見極めを行いつつというのだ。
「では真面目にっす」
「はい、お働き下さい」
「そうするっすよ」
 笑顔でだった。 
 セリューはケルベロスに話して実際に内政に重点を入れていった。そうしてノースカロライナ州の治安をよくして産業もインフラも充実させていった。
 外ではメルヴィル達がエミリー達に勝ち彼等を併呑した、すると。
 官吏達はセリューにだ、口々に言ってきた。 
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