夢幻水滸伝
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第二百九十七話 バイキングの戦いその八
「やっぱり慣れたもんをです」
「食べたいですか」
「そうです」
その通りだというのだ。
「わいも」
「そうですか」
「はい、ほんまに」
「親しみがあるもんが一番美味い」
こう言ってきたのは船乗りだった。
「そういうことですね」
「そうです」
その通りだとだ、船乗りに答えた。
「わいとしては」
「そうですね」
「そやからです」
その為にというのだ。
「ここで楽しく食べてます」
「そうなんですね」
「食うもんはそうです」
まさにというのだ。
「大衆的と言われると」
「そうしたもんをですね」
「食べます、これからも」
「そうですか」
「はい、ほんまに」
こう言ってだった。
ホーソーンは市長達と共に食事を楽しんだ、そうしながら政も行い軍も整えていった。そのうえでだった。
軍港で艦艇達を見てだ、水軍の士官達に言った。
「もっとええ艦艇にな」
「していきますか」
「艦艇も」
「陸軍の装備だけやなくて」
「石炭で動いて」
まずは燃料のことを話した。
「装甲も強化して」
「それで、ですか」
「性能を上げていく」
「そうしますか」
「そして大砲もな」
こちらもというのだ。
「ええもんにしてな」
「是態的に性能を上げる」
「そうしますか」
「艦艇も」
「当然数も増やす」
そちらもというのだ。
「艦隊を充実させんとな」
「やっぱりそうなりますね」
「艦隊については」
「ホーソーン様はバイキングですね」
「このことは忘れないですね」
「というか頭から離れん」
絶対にと言うのだった。
「何があってもな」
「水場で活動する職業なので」
「それで、ですね」
「軍艦のことも頭から離れず」
「その充実もですね」
「行うで、河川も軍艦で進めたら」
そうした川ならというのだ。
「入ってな」
「戦う」
「そうしますね」
「これまでもそうでしたが」
「強い軍艦で戦い」
そしてというのだ。
「また見せて」
「敵を威圧する」
「そうもしますね」
「他勢力に対して」
「そや、強力な軍艦をよおさん持ってたらそれだけでな」
ホーソーンは強い表情で話した。
「他勢力は委縮する、そしてな」
「自分達から降るかですね」
「使者を送ればあっさりと降る」
「そうなりますね」
「航空機も揃えてきてる」
こちらもというのだ。
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