夢幻水滸伝
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二百九十七話 バイキングの戦いその九
「そこにや」
「艦隊もとなると」
「尚更ですね」
「他勢力を軍事力で圧倒し」
「それを見せつけることになりますね」
「賊やモンスターにもや」
彼等と戦う場合についてもというのだ。
「やっぱりな」
「装備も兵器も強力ですと」
「それならですね」
「尚更ですね」
「いいですね」
「有利に戦える。そやから軍艦もな」
そちらもというのだ。
「強うしていくで」
「わかりました」
「ではです」
「その様にしていきましょう」
「水軍も」
士官達も頷いた、そうして彼等の意見を技術者達も交えて聞きながらだった。
ホーソーンは艦隊も充実させていった、より性能の高い艦艇を建造していき数も増やしていきそれで以てだった。
海賊もモンスターも征伐し河川にも入れてだった。
バージニア州の他勢力を威圧し降らない街や村にもその威容を見せることもした、そうするとだった。
「ホーソーン様の狙い通りですね」
「強力な艦隊を見るとです」
「他勢力も委縮しますね」
「そして怯えてです」
「降りますね」
「ああ、やっぱりな」
まさにとだ、ホーソーンは軍議の場で将軍そして提督達に答えた。
「圧倒的な戦力はな」
「それだけで武器になりますね」
「装備も数も充実していますと」
「それならば」
「そやな」
まさにと言うのだった。
「そうなるな」
「そうですね」
「ではですね」
「これからも」
「装備は強くしてくで。ただ装備をよおするには」
ホーソーンは考える顔でこうも言った。
「お金と技術やな」
「その両方ですね」
「軍の装備は鉄のもので統一しました」
「銃もいいものにしました」
「お金はかなりかかりました」
「その分です」
「そや、それに技術もな」
こちらのことをまた言ったのだった。
「必要やがアメリカには科学者の星の人もいてくれてる」
「ボーム様ですね」
「マサチューセッツ州におられますね」
「先日メルヴィル様と共にことを為すと決められたそうですね」
「それで今はご一緒ですね」
「そうみたいやな、あの人がいてくれたら」
どうかとだ、ホーソーンは将軍や提督達に話した。
「技術革新もな」
「進んでいきますね」
「かなりのペースで」
「そうなりますね」
「ああ、やっぱり科学はな」
これはというのだ。
「ほんまに有難いわ」
「魔術、錬金術とも合わさって」
「それで素晴らしいものを生み出しています」
「他の術もあり」
「社会を発展させていて」
「軍事もな」
今話しているこちらのこともというのだ。
「かなり発展させてくれてる」
「左様ですね」
「そしてその発展の為に」
「ボーム様ともですか」
「共にやっていかれたいですか」
「これから先はな」
深く考える顔で話した。
ページ上へ戻る