夢幻水滸伝
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第二百九十七話 バイキングの戦いその四
「あちらの世界では」
「それがこちらではです」
「地域ですね」
「そうなっています、ですが」
「五十の州があるのは同じで」
「そのです」
その五十の州の中のというのだ。
「一つに過ぎません」
「ほんのですね」
「はい、まさに」
ホーソーンが今言った通りにというのだ。
「バージニア州を統一しましても」
「それからですね」
「それにです」
網元はパンを食べつつ言ってきた、かなり大きな食パンである。
「これからもずっとです」
「わい一人で、ですか」
「星の方はそれでやっていかれますか」
「それは無理ですね」
絶対にとだ、ホーソーンも即答で応えた。
「どう考えても」
「そうですね」
「正直わいは今の状況でかなり苦労してます」
バージニア州を統一しかつ政を行っている段階でというのだ。「
「そうなってます」
「左様ですね」
「統一してです」
「それからですね」
「ことを進めるとなると」
そう考えると、というのだ。
「わい一人ではです」
「限度がありますね」
「統一しても近いうちにです」
その頃にというのだ。
「もうです」
「頭打ちになる」
「そうなるとです」
その様にというのだ。
「感じています」
「そうですね」
「そもそも何で星のモンが数多くいるか」
「天地人の星の方が七十二人ずつで」
「それで神星の人が十八人」
「そうなっていますね」
「何でそれだけの星のモンがおるか」
それはというのだ。
「やっぱりそれだけのモンがおらんと」
「この世界は救えない」
「そやからですね」
茸を食べながら述べた。
「やっぱり」
「でしょうね」
船乗りも言ってきた、実は戦闘で思わぬ才能を発揮して今では港の戦闘要員の柱の一人として活躍している。
「皆様がおられるのは」
「それはどうしてか」
「はい、それだけの人がです」
「世界を救うのに必要やから」
「そうですね、では」
「他の星のモンとどうしてくか」
「それは重要なお話ですね」
こうホーソーンに話した。
「それもかなり」
「それでどないするか」
「それが問題ですが」
「わいは必要な戦はしますが」
ホーソーンは自分の戦への考えも話した。
「そやけど」
「それでもですね」
「はい、無駄な戦はしません」
船乗りにこのことを話した。
「そして武器を持たないモン弱いモンを攻める様な」
「そうした戦もですね」
「しません」
こう話した。
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