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夢幻水滸伝

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第二百九十七話 バイキングの戦いその三

「わいとしてはな」
「出来るだけ、ですね」
「借金はしたくない」
「今実際にしていませんし」
「これからもですね」
「例えぎりぎりでもな」
 予算の状況がというのだ。
「それでもな」
「出来る限りそれはせず」
「それで、ですね」
「ことを進めますね」
「予算はあるだけで」
「確かにぎりぎりや」
 あるだけ使う様な状況でというのだ。
「そやけどな」
「それでもですね」
「借金をするには及ばない」
「何とか勢力を運営出来ていてです」
「政も出来ているので」
「そやからな」  
 それだけにというのだ。
「借金はせんで」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「政を行っていく」
「これからも」
「勢力を拡大させつつな」
 そのうえでというのだ。
「やってくで、ええな」
「わかりました」
「予算はあるだけ用い」
「借金はしない」
「それでいきますね」
「ああ、辛い状況でもな」
 予算についてはというのだ。
「それは何処も同じやろしな」
「そうですね」
「これが政というものです」
「予算はあるだけ用いる」
「そうしたものなので」
「それでや」 
 自分達はというのだ。
「やってくで」
「そうしましょう」
「こうしたものだと理解して」
「そのうえでやっていきましょう」
「これからも」
 官吏達も頷いてだった。
 そのうえでホーソーンの下で働いていった、ホーソーンは予算と政策の多さに苦労しつつもことを進めていっていた。
 そのうえで勢力を西に進めていったが。 
 ある街が降ったのを受けてノーフォークの市長と共に夕食を摂っている時に言った。
「そろそろ州の統一もですね」
「視野に入ってきましたね」
「はい、遂にという感じです」 
 向かい合って座っている市長にポークチャップを食べつつ応えた、見れば市長以外に相談役になっている綱元と船乗りも一緒だ。
「この州を。そやけど」
「はい、州を統一してもです」
 市長はそれでもと答えた。
「まだです」
「最初の段階ということで」
「それからです」
「どうしていくかですね」
「アメリカだけでも五十の州があります」
「この世界でも」
「そして世界はです」
 市長はさらに話した。
「広いです」
「アメリカもその中の地域の一つですね」
 ホーソーンは述べた。
「この世界では」
「星の方が起きられた世界では国家ですね」
「そうなってます」
 ホーソーンもその通りだと答えた。 
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