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夢幻水滸伝

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第二百九十六話 アメリカのバイキングその八

「他にもです」
「様々な河川が流れていて」
「そしてです」
 市長はさらに話した。
「このバージニア州も同じです」
「そうですね、ならです」
「川もですか」
「用いて」
 そうしてというのだ。
「統一もです」
「進めていきますか」
「州のそれを」
「そうします、いやバイキングの利点を活かせるなら」
 ホーソーンは笑顔で述べた。
「それを活かします」
「海や川から進み」
「産業を発展させます」
「戦よりもですね」
「戦は二の次です」
 そうだというのだ。
「それはあくまで、です」
「行うしかない」
「そうした時だけで」
「基本はですね」
「政です」
 あくまでというのだ。
「川は移動が楽です」
「船で一度に多くのものを運べます」
「人もものも」 
 その両方をというのだ。
「そしてです」
「産業の発展にも貢献します」
「川の水を使って農業を行い」
「商業で行き来をして」
「そして工業もです」
「人やものの移動が楽なので」
 川即ち水運を使えばというのだ。
「そやからです」
「工業も発展させられます」
「勿論漁業も出来ます」
 こちらの産業もというのだ。
「そやからです」
「水運を思う存分使って」
「勢力を発展させ」
 そうしてというのだ。
「またいざとなれば軍もです」
「水運で大軍を即座に移動させ」
「戦も有利に進めます」
「そうされますね」
「アメリカは鉄道も発展していて」
「それも使えますね」
「そやけどわいはです」
 ホーソーンは自分の考えを話した。
「やっぱりです」
「バイキングなので」
「水運を見ますので」
 その職業柄というのだ。
「そやからです」
「海と川から」
「水運を使って」
「勢力を発展させ」
「拡大させていきたいです」
「そうお考えですね」
「あきませんか」 
 ここまで話してだった。
 ホーソーンは市長に問うた、その目は市長の目をじっと見ている。そのうえでの問いで真剣なものがそこにあった。
「この考えは」
「鉄道も使われますね」
「勿論です」
 ホーソーンはこちらも当然とした。
「水運も大事ですが」
「陸運もですね」
「鉄道に馬それにです」
 ホーソーンはさらに話した。 
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