夢幻水滸伝
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第二百九十六話 アメリカのバイキングその九
「車もです」
「自動車もですね」
「そちらも使って」
そしてというのだ。
「そのうえで、です」
「流通を拡大させますね」
「はい」
まさにというのだ。
「人とものにです」
「軍もですね」
「そうします」
「そうですね、実はです」
市長はホーソーンの言葉をここまで聞いて述べた。
「ホーソーン様が水運だけならば」
「どうかとなっていましたか」
「それで忠告させて頂きました」
「陸運も重要やと」
「そうでした、ですが」
それがというのだ。
「そちらもお考えならです」
「ええですか」
「バイキングや船乗り、海賊や漁師といった」
「水関係の職業やとですね」
「どうしてもです」
ホーソーンに対して話した。
「そちらばかり見て」
「陸の方をですね」
「忘れがちなので」
そうなるからだというのだ。
「ホーソーン様がそうしたお考えでしたら」
「間違ってるとですね」
「はい」
まさにというのだ。
「忠告させて頂きました、ですが」
「わいが陸のことも考えていたので」
「安心しました、ではです」
「これからですね」
「旗揚げをされ」
そしてとだ、市長はホーソーンに微笑んで述べた。
「そのうえで、です」
「バージニア州の統一をですね」
「行って下さい」
「ほな」
確かな顔でだった。
ホーソーンは旗揚げを宣言した、するとその瞬間にまずはノーフォークが彼の勢力圏となりそれからすぐにだった。
「ノーフォークの周りの街や村もですね」
「数日のうちにですね」
市長は朝ノーフォークの市庁舎にもうけられたホーソーンの執務室に入ってそのうえで彼に話した。
「ホーソーン様の下に入りましたね」
「あっという間にです」
「そうなりましたね」
「こんなにすぐになるとは」
「それだけです」
確かな声でだ、市長はホーソーンに答えた。
「この世界ではです」
「星のモンに期待していますか」
「この世界を救ってくれるとです」
その様にというのだ。
「今ホーソーン様が言われた通り」
「期待してくれていますか」
「だからです」
その為にというのだ。
「ホーソーン様が旗揚げされたら」
「即座にですか」
「降り」
そうしてというのだ。
「そのうえで、です」
「わいの政を受けて」
「豊かになり」
「世界もですか」
「救って欲しいのです」
「そやからですか」
「救われたい」
市長はこの言葉を強く出した。
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