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夢幻水滸伝

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第二百九十四話 フィラデルフィアのアサシンその七

「私もです」
「そう思ってるか」
「賛成です」
 エミリーに微笑んで答えた。
「完全に」
「そうか、ほなな」
「その様にされますね」
「ああ、今からな」
「わかりました、ではその拠点は」
「勢力のやな」
「何処にされますか」
 市長はエミリーが胴上げすると聞いて次にこのことを尋ねた。
「一体」
「ここや」
 エミリーはクールに笑って答えた。
「このフィラデルフィアや」
「やはりそうなりますか」
「大都市でこのペンシルバニア州の最重要都市やし栄えてるしな」
「だからですか」
「この街に今おることもあるし」
「ではですね」
「今からな」
 まさにというのだ。
「この街を拠点としてな」
「勢力を拡大され」
「政もな」
 こちらもというのだ。
「していくで」
「そちらもですね」
「ああ、やっぱり勢力を持つとな」
 それならとだ、エミリーは話した。
「内政そして外交もな」
「必須ですね」
「そっちもしていってな」
「そのうえで」
「ああ、やってくわ」
「政のこともおわかりでしたら」
 市長は笑顔で応えた。
「是非です」
「ええか」
「はい、では」
 それではと言うのだった。
「勢力拡大にです」
「内政もやな」
「これより励まれて下さい」
「そうさせてもらうわ」 
 エミリーは笑顔で応えた、そうしてだった。
 フィラデルフィアを拠点として旗揚げした、すると早速街の統治と周辺の街や村に使者を送って自分達の勢力に入る様に勧めた、すると。
「もうやな」
「はい、フィラデルフィアに留まらず」
 市長はエミリーに話した。
「その周辺の街や村もです」
「勢力に入ってくれてるな」
「そうなったのはです」
「やっぱり星の人やとか」
「はい」
 まさにというのだ。
「そのお話を聞きますと」
「降ってくれるか」
「それだけで多くの街や村が」
「そやねんな、ほなな」
 エミリーはその状況を聞いてさらに言った。
「フィラデルフィアだけでなくな」
「そうした街や村もですね」
「統治していくで」
「そうされますね」
「そしてな」 
 そのうえでというのだ。
「勢力を豊かにもな」
「していきますね」
「治安もよおしてインフラも整えて」
 そうしてというのだ。
「産業も発展させて」
「豊かにされますか」
「安全でな」
 そのうえでというのだ。 
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