夢幻水滸伝
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第二百九十四話 フィラデルフィアのアサシンその三
「今はな」
「素性を隠されて」
「それで活動したいんや」
「そうですか」
「それで早速仕事したいけどな」
「わかりました、それでは」
受付嬢は早速だった。
エミリーの申し出を受けて仕事を紹介した、アサシン向けの仕事としてだった。
探偵の様な仕事に街のギャングやアサシンの掃討、街周辺に出没する獣やモンスターに賊退治とだ。
多くの仕事が紹介されそれ等の仕事をだ。
一日に二つも三つもこなしてだった。瞬く間に。
「暫く困らないだけのお金が手に入りましたね」
「ああ、それで家も買えたし」
エミリーはその新居の中で首に話した、家の中なので今は首は袋から出されているが髪の毛が無数の蛇になっている牙のあるギリシア彫刻の様な整った若い女の顔である。
「暫く生活にもな」
「困りませんね」
「モンスターとかを倒して得られるお金とな」
「それに報酬で」
「結構なもんや」
「しかも一日に困難なです」
「他の冒険者がパーティーでも出来ん仕事をな」
そうしたものをというのだ。
「幾つもや」
「果たしたので」
「もうな」
それこそというのだ。
「報酬もな」
「かなりですね」
「そや、それでや」
エミリーはテーブルの上に置いた札束を見て笑顔で話した。
「これだけな」
「お金がありますね」
「お家買ってな」
「家具も揃えて」
「そうしてな」
「よかったですね」
「いや、自分がおってくれて」
エミリーは宙を漂いつつ自分と話す首に笑って話した。
「ほんま助かるわ」
「勿体無いお言葉です」
「何しろ両目から石化ビーム出してな」
首の能力を話すのだった。
「敵を飛びながらまとめて石化出来るし術もな」
「使えるからですか」
「ほんま有り難いや」
首に笑顔で話した。
「自分がおってくれて、それにな」
「フラガラッハですね」
「これもあるからな」
今も手に持っているライフル型の神具を見て話した。
「術も全部使えるし」
「如何なる敵が出ても」
「それこそドラゴンが何匹出てもな」
「敵ではないですね」
「実際は戦ったことはないが」
ドラゴン系のモンスターとはというのだ。
「そやけどな」
「勝てますね」
「ああ、巨人も出たが」
「それも五体も」
「海にな」
そちらにというのだ。
「それでもな」
「一瞬で倒せましたね」
「それが出来たのもな」
「私とですか」
「フラガラッハがあるからな」
「出来ましたね」
「そやった、それでな」
エミリーは首にさらに話した。
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