夢幻水滸伝
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二百八十八話 チェサビーク湾入りその十二
「ぶたれるのもな、ぶつのもでな」
「ドサドでドマゾですか」
「そうじゃ、言葉責めは最高じゃろうのう」
こちらのプレイはというのだ。
「コスプレもな。イメージプレイも受けるぞ」
「ご主人の性癖に合わせられますか」
「そうじゃ、それで感じるところをな」
夫となる者のというのだ。
「徹底的にじゃ」
「その為にも」
「婿殿のそうしたところを知ってな」
そうしてというのだ。
「妻の夜の務めを果たさせてもらうけえ」
「そうですか」
「うむ、ただわらわが肌を許すのは一人」
瞬時に真顔になって言い切った。
「婿殿だけじゃ」
「そやから今も誰とも手をつないだことないんですね」
「そうじゃ」
まさにというのだ。
「わらわはな」
「そうなんですね」
「そういうことじゃ、相手のことはじゃ」
「知ることですね」
「そうじゃ」
「そやからですか」
「この度も若し相手が釣り野伏せを仕掛けてもじゃ」
この戦術をというのだ。
「事前に偵察をしとるとじゃ」
「敵の動きを見抜けて」
「それでじゃ」
そのうえでというのだ。
「対処出来るのう」
「要は敵の思うところに入らへん」
「そして囲まれへん」
「誘い出されることはない」
「そうすることですね」
「それが釣り野伏せへの対処じゃ」
そうだというのだ。
「こうしたら大友家も負けんかった」
「そうでしたね」
「あの戦いで大友家ほんまに傾きましたし」
「耳川の戦いで」
「もう一気に」
「それを言うと竜造寺家もじゃしのう」
九州のもう一つの強豪であったこの家もというのだ。
「迂闊に誘い出されたのう」
「それで、でしたね」
「大茂家みたいにやられましたね」
「島津家に」
「そうなりましたね」
「しかも総大将まで討ち取られたわ」
そこまでの惨敗を喫したのである。
「そうなったけえ」
「そやからですね」
「迂闊には攻めへん」
「そうせなあきませんね」
「うち等も」
「迂闊は命取りじゃ」
碧は真剣な目で言い切った。
「そのこと覚えておかんとのう」
「そうですよね」
「ほなこれまで通り偵察をじっくり出しつつ」
「そうしながらですね」
「進んでいきますね」
「そうするんじゃ」
こう言ってだった。
碧は軍をピッツバーグからさらにだった。
チャールストンに向かわせた、偵察は徹底させそうして戦の次の局面に向かうのだった。
メルヴィルは艦隊を率いて東岸部の制圧にかかっていた、そこでだった。
沿岸の諸都市も攻撃していったが。
「降らへんならですね」
「そや、海兵隊を送ってな」
ニュージャージーの艦橋でジェーンに話した。
ページ上へ戻る