夢幻水滸伝
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第二百八十六話 ペンシルバニア州侵攻その二
「何と言ってもな」
「戦を有利に進めツ第一条件ですね」
「そや」
グリフォンに確かな声で答えた。
「それでや」
「まずはですね」
「この航空機でや」
「敵の軍勢や吉を攻撃しますね」
「真っ先に敵の航空隊を叩くで」
最初の攻撃目標はそれだというのだ。
「そうしてや」
「そのうえで、ですね」
「敵の航空戦力を奪ってな」
そうしてというのだ。
「制空権を完全に握る」
「それが第一ですね」
「そうしたらな」
「後はですね」
「戦が楽になる」
「勝てますね」
「戦車や装甲車だけやない」
眼下の彼等も見た、見れば縦列で進軍している。
「そこにな」
「航空機も必要ですね」
「一気に攻めてな」
そうしてというのだ。
「戦の主導権もや」
「制空権だけでなく」
「そちらも掴んでな」
そうしてというのだ。
「戦を即座に終らせる」
「電撃戦ですね」
「ああ、戦をするなら」
そうであるならというのだ。
「もうな」
「即座に終らせることですね」
「長くしてもや」
「駄目ですね」
「戦が長くなると犠牲が増えて破壊されるもんもそうなってな」
「軍事費もかかりますね」
「ええことはない」
一切というのだ。
「そやからな」
「それで、ですね」
「するんやったらな」
戦、それをというのだ。
「もうな」
「迅速にですね」
「行うんや」
そうすべきだというのだ。
「そういうことでな」
「これよりですね」
「敵の領内に入り」
ペンシルバニア州にというのだ。
「それでな」
「そのうえで、ですね」
「航空基地を攻撃してな」
「敵が離陸して攻撃してくる前に」
「その前にや」
まさにというのだ。
「敵の航空戦力を叩くで」
「わかりました」
「それでわしもな」
メルヴィルは右手にタスラム左手にブリューナク自身が持っているそれぞれの神具を出してそうして言った。
「攻撃にかかるし」
「それにですね」
「そしてや」
そのうえでというのだ。
「敵の航空機を潰す」
「地上にいる間に」
「そして離陸してきてな」
メルヴィルはこの場合についても話した。
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