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夢幻水滸伝

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第二百八十二話 穏やかなビショップその九

「そちらからもです」
「治安が出来てるな」
「そうです」
「それはええな、あと今な」
 ここでメルヴィルはこうも言った。
「今貿易量が増加してるからな」
「そやからですね」
「ああ、そっちはな」
「このままですね」
「充実させていってくれるか」
 自分達が戦に出ている間はというのだ、メルヴィルは勢力の棟梁としてそのうえでボームにこちらの話もした。
「ええか」
「わかりました、そうしてですね」
「利益をや」
「得ていきますね」
「各産業も発展してるし」
 それにというのだ。
「ここでや」
「貿易がですね」
「さらに盛んになれば」
 そうなればというのだ。
「もうな」
「さらにええですね」
「ああ、ましてニューヨークやボストンはな」
「貿易港としても有名です」
「どっちもこの世界でもや」
「かなりの貿易港です」
「ニューヨークなんか世界屈指や」
 こうまで言っていい程にというのだ。
「見事なや」
「良港ですね」
「そやからな」
 それでというのだ。
「貿易はや」
「これからもですね」
「どんどんな」
「行い」
「利益を得るんや」
「そうしていきますね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「貿易から色々情報もな」
「得ますか」
「世界中から人が集まるなら」
 それならというのだ。
「もうな」
「情報もですね」
「集まる、それはお金の話にな」
「儲かる」
「そして政の話もや」 
 そちらの情報もというのだ。
「得られるからや」
「そやからですね」
「そや、是非な」
 何といってもというのだ。
「貿易はな」
「続けていきますね」
「結局お金がないとな」
「何も出来ませんね」
「そやろ」
「はい、政も」
 まさにとだ、ボームは頷いて答えた。
「全てです」
「そやろ、予算という形でな」
「お金があらへんと」
「何もや」
「出来ませんね」
「そやからな」
「貿易でもですね」
 メルヴィルに対して言うのだった。
「お金をですね」
「稼いでな」
「予算を確保しますね」
「そして政にな」
 これにというのだ。 
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