夢幻水滸伝
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第二百八十話 マサチューセッツ州の伊達男その十三
「他の技術とも融合させ」
「さらに発展させ」
「その技術を世界に普及させ」
「世界全体を発展させてですか」
「それと共に暴走と破壊を許さない」
その両方をというのだ。
「そうしていきます」
「ですか、ではです」
「そのお考えのままに」
「我等も」
官吏達はボームの話に感銘を受け自分達もその政策に力を捧げることを誓った、彼は科学者らしくそうしたことも考え進めていっていた。
そのうえで州の統一を進めていたが。
従わない街や村もいてそうしたところには兵も送って降していたが。
「州の統一は間近ですが」
「まだです」
「西部の端には従わない街や村があります」
「彼等を入れるにはです」
「やはり」
「そうですね、兵を送り」
将軍達に会議の場で述べた。
「そのうえで、です」
「攻略してですね」
「降しますね」
「そうしますね」
「そうします、ですがワテクシは決してです」
ここでこう言ったのだった。
「戦はです」
「好まれないですね」
「そうですね」
「李は」
「はい、ですが」
それでもというのだ。
「そうした街や村はありますね」
「どうしても」
「左様ですね」
「しかし州の統一の為にはです」
「そうした街や村もですね」
「そうです、攻めてです」
そのうえでというのだ。
「降します、ですが決してです」
「はい、一般市民は攻撃せず」
「軍律は守る」
「そして降ればですね」
「もうそれで許しますね」
「ワテクシ達は殺す為の戦なぞしていません」
星の者達はとだ、ボームは断言した。
「ですから」
「戦には勝ち」
「そして降して勢力圏に入れることですね」
「それが目的であり」
「殺すことが目的ではない」
「左様ですね」
「そうです、ですから」
それ故にというのだ。
「皆さんもそれを守ってもらいます」
「絶対にですね」
「それは守ってですね」
「そのうえで、ですね」
「ことを進めていきますね」
「はい、ですから」
それでというのだ。
「皆さん宜しいですね」
「わかりました」
「軍規軍律は守ります」
「そうします」
「戦をしても」
「その様に、では統一に向けてです」
マサチューセッツ州のというのだ。
「戦っていきましょう」
「わかりました」
「その様にしていきましょう」
「これからも」
「そうして州を統一しましょう」
「ワテクシも出陣しますので」
ボームは毅然として答えた。
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