夢幻水滸伝
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第二百八十話 マサチューセッツ州の伊達男その十二
「兎角です」
「はい、技術が多いです」
「この世界は」
「様々な技術が存在しています」
「それ等の技術を融合させてです」
その様にしてというのだ。
「より素晴らしい技術にしていくこともです」
「お考えですか」
「そうなのですか」
「ボーム様としては」
「はい」
まさにというのだ。
「そう考えています」
「そこまでお考えとは」
「まさに技術革命ですね」
「そこまでいきますと」
「産業革命は多くの地域で果たされています」
この世界ではというのだ。
「欧州やアラブ以外で」
「そして特にこのアメリカは進んでいます」
「航空機や戦車まであります」
「そしてテレビも実用化されようとしています」
「電力も充実してきています」
「その技術を確かなものにし」
そうしてというのです。
「そのうえで発展させ」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「さらにですね」
「世界に普及させ」
その融合させ発展させた技術をというのだ。
「世界の技術革新もです」
「行われますか」
「もうそこまでお考えとは」
「素晴らしいです」
「技術もまたです」
これに極めて重要なものを見出して語るのだった。
「世界を救う力になりますね」
「はい、確かに」
「高いなら高い程素晴らしいです」
「そのことは事実ですね」
「勿論環境との調和も考え」
環境破壊は防ぐというのだ、ボームは自分達が起きた世界での問題の一つのことも頭に入れて考えているのだ。
「そしてです」
「環境破壊は行わない」
「そこは注意しますね」
「念頭に置いておくのですね」
「さもないと、です」
環境破壊を行えばというのだ。
「それ自体が危機となります」
「この世界を襲う」
「それになるのですね」
「まさに」
「そうなりかねないので」
それ故にというのだ。
「そのことも発展と共にです」
「考えてですか」
「そのうえで進めていかれますか」
「そうされていくのですね」
「そうです、発展はです」
これはというのだ。
「暴走させてはならず」
「発展もですね」
「念頭に置いていき」
「そうしてですね」
「進めていきます、暴走した技術は」
ボームは深刻な顔で話した。
「邪神と同じだけ恐ろしいものです」
「この世を破壊する」
「それだけの力ですか」
「暴走した技術は」
「そうしたものなので」
だからだというのだ。
「常に警戒しないといけません」
「技術を発展させても」
「暴走はさせない」
「そして環境との調和ですか」
「そのことも念頭に置いてですね」
「科学を研究し」
そうしてというのだ。
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