夢幻水滸伝
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第二百七十八話 他州掌握へその四
「わしは橙やからな」
「それで、ですね」
「軍服を橙にされますか」
「そして旗も」
「そうされますか」
「そうしよな、西のトウェインもや」
アメリカのもう一人の神星の者である彼もというのだ、彼の動きについても少しではあるが聞いている。
「カラーが決まってるしな」
「黄色ですね」
「あの方はそうですね」
「その色ですね」
「ああ、それで中国の羅は青、施は白で」
彼等のことも話した。
「シンガポールのリーは紫、オーストラリアのシャリルちゃんはピンクやな」
「そうですね」
「その方々も決まっていますね」
「それぞれのカラーで」
「もっと言えばブラジルのアレンカールは緑でな」
彼のことも話した。
「日本でも三人共そやな」
「そうですね、確かに」
「紫様は白金です」
「中里様は赤です」
「そして芥川様は黒です」
「そうなってるからな」
それでというのだ。
「わしもや」
「橙にされますか」
「勢力のカラーを」
「そうされますか」
「ああ、そうしてな」
そのうえでというのだ。
「やっていきたい」
「わかりました、ではです」
「軍服と軍旗も統一しましょう」
「その際色は橙にしましょう」
「そうしましょう」
「そういうことでな、やっぱりそういうのが一つやとな」
統一されていると、とだ。メルヴィルは笑って話した。
「勢力として一体感が出てな」
「まとまりますね」
「その分そうなりますね」
「その効果もありますね」
「そやからな」
それ故にというのだ。
「ここはな」
「旗を統一し」
「軍服もそうする」
「そのことも進めていきますね」
「そうしていこうな」
笑顔で言ってだった。
メルヴィルはそちらの政も進めていった、それと共にニュージャージー州とコネチカット州を完全に掌握してだった。また会議の場で官吏達に話した。
「ロードアイランド州もな」
「はい、掌握されますか」
「あの州も」
「そうされますか」
「そうするわ、コネチカット州を掌握したら」
そうしたらというのだ。
「それでや」
「その次はですか」
「ロードアイランド州ですか」
「そちらとされますか」
「あの州を掌握出来たら」
そのロードアイランド州をというのだ。
「そこからマサチューセッツ州に圧迫を加えられるな」
「はい、確かに」
「そうなります」
「バーモント州の街や村も次々と降っています」
「我等が使者を送りますと」
「むしろ自分達から降ってくれる街や村も多いです」
「そうなっているな、これでや」
さらにというのだ。
ページ上へ戻る