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夢幻水滸伝

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第二百七十三話 中国からその五

「こっちの世界でそんな教師は厳罰や」
「強制労働やな」
「それでくたばるまで働かせてや」
「使い潰すな」
「屑に情けは無用や」
 施は言い切った。
「そやからな」
「更正なんて期待せんでやな」
「ほんまくたばるまで働かせて」
「それまで世の役に立ってもらうな」
「これまで害毒垂れ流した分な」
 学校においてそうして分というのだ。
「そうさせる、そして屍はや」
「無縁仏に放り捨ててやな」
「終わりや、屑に墓なんかいらんやろ」
「まさにな」
 羅もその通りと頷き誰も反対しなかった、悪逆非道の輩には生きていても死んでいても情けは一切無用ということだ。
「犯罪者やしな」
「その悪質な」
「そんな連中には一切や」
「情けは無用でや」
「使い潰してやな」
「それで放り捨ててしまいや」
「それでええな」
 二人でそうした教師の処罰も話した。
 そしてだ、陳も言って来た。
「日教組の様な組織もですね」
「作らせん」
 施は陳に答えた。
「あれが一番問題やろ」
「日本にそうした教師が多い」
「組合はええとしても」
「あの様な組合はですね」
「置いたらあかん、悪の秘密結社みたいになっとる」
 日教組の様な組織はというのだ。
「そやからな」
「決してですね」
「ああした組合は許さんでな」
 その存在自体をというのだ。
「若し作ろうという動きがあれば」
「封じますね」
「そうする、ああした組織は統治にも邪魔やしな」
「下手に力を持って」
「悪者を庇うしな」
 問題を起こした輩をそうするからだというのだ。
「そやからな」
「日教組の様な組織はですね」
「認めん」
「何故か変な思想も持ちますしね」
 美蓮はこのことも話した。
「ああした陀組織や」
「それも問題やからな」
 施もそれはと答えた。
「どの国でも」
「人が悪いことしても庇ってくれる組織はな」
「思想もおかしくなりますね」
「変な特権意識持ってな」
「そのことも問題なので」
「そやからな」
 それが為にというのだ。
「教師はな」
「組織を作らせないという面でもですね」
「しっかりやってくで」
「学校を増やすだけやないですね」
「人も増やしてな」
 それと共にというのだ。
「その質もや」
「よおしていきますね」
「そうしてくで」
 まさにというのだ。
「ええな」
「それでは」
 美蓮も応えた。そうしてだった。 
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