夢幻水滸伝
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第二百七十三話 中国からその四
「聞く限りでは」
「公立酷い教師が多過ぎるわ」
「暴行事件が異常に多いです」
生徒に振るうそれがだ。
「体罰は禁止されているというのに」
「守る教師が少ないわ」
「そして禁止されておらずとも」
かつてはそうだった。
「しかし」
「それでもやり過ぎやな」
「何十発も殴って蹴ってです」
「受け身知らん生徒を床の上で背負い投げしてな」
「立派な傷害罪です」
白は言い切った。
「我が国の公安警察も色々言われますが」
「あそこでもここまでせんわ」
「流石に」
「それで一切お咎めなしやからな」
「日本の先生は」
「勿論言葉の暴力もな」
「かなり酷くて」
そしてというのだ。
「セクハラもです」
「多いみたいやしな」
「性犯罪も」
「社会不適格者の巣になってるわ」
教師の世界はというのだ。
「日本やとな」
「そうした連中が生徒を教えるとなると」
「おかしくなるわ、毒親も問題やが」
施はこうも言った。
「しかしな」
「教師も問題ですね」
曹もそれはと言った。
「教育は」
「正直毒親はな」
「解決にですね」
「かなり難しい、これは社会全体でな」
「やっていくことですね」
「民全体を教化してな」
その様にしてというのだ。
「それでな」
「そのうえで、ですね」
「徐々によおしていくしかない」
「世相が落ち着き穏やかになれば」
「そしてモラルが行き届くとな」
それを守ろうという考えがというのだ。
「毒親は減る」
「国全体のモラルがよおなれば」
「そうなる、まあそれでも屑はおるけどな」
「そしてそうした屑はですね」
「各個で対処していくわ、見付け次第な」
その都度というのだ。
「そうする、それで教師はな」
「教師を育成する段階で、ですね」
「質を向上させなってからもや」
それからもというのだ。
「ちゃんとやっていって問題起こしたらな」
「厳罰ですね」
「そや、教師は屑がなりやすい仕事か?」
施は日本で見聞きしたことから述べた。
「ほんまに」
「我が国やとええ人は兵隊にならんって言うたが」
羅は心から思った。
「日本やとな」
「それな、ほんま教師の質が酷いからな」
「ヤクザ屋さんレベルやからな」
「それ見るとな」
どうしてもとだ、施に話した。
「我等もな」
「そこはしっかりせなあかんって思うな」
「公安警察真っ青の暴力が普通やからな」
「それで虐待してる生徒に頭下げさせてな」
「ふんぞり返って通り過ぎてうっす、やからな」
「何様やろな」
「そやから先生様やねんやろ」
気分としてそうだというのだ。
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