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夢幻水滸伝

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第二百七十一話 痛み分けとなりその二

「かなり攻めてるが」
「それでもな」
「全く崩れん」
「こっちも隙を作ってへんが」
「相手もな」
「同じや、決着がつかん」
 こう言うのだった。
「このままやとな」
「今日もやな」
「それで今日決着がつかんと」
「これ以上は戦えん」
 気力で戦っている様な状況の自軍の将兵達を見て話した。
「流石にな」
「それやとやな」
「施に使者を送ってな」
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「これからのことをお話しますね」
 郁が言ってきた。
「そうしますね」
「そうするわ」
 実際にというのだ。
「その時は」
「将兵が戦えなくなると」
「もうな」
 それこそと言うのだった。
「戦は出来ん、ここまでや」
「よお戦ってくれてますね」
「そや」
 将兵達についてはこう言った。
「ほんまにな」
「敢闘ですね」
「そや、それでや」
「彼等にはですね」
「戦の後ボーナスもな」
「出しますか」
「特別にな、しかしな」
 それでもと言うのだった。
「このままやとな」
「戦は決着がつかへんですね」
「そや」
 そうなるというのだ。
「このままやとな」
「ほなその時は」
「施と話すわ」
 これからのことをだ。
「そうするわ」
「わかりました」
「ほな今日もな」
「戦いますね」
「そうするで」
 この様に言ってだった。
 羅は自ら陣頭に立ち采配を執っていった、二百四十万の北軍は疲弊の色を濃くしながらも果敢に攻めていた。
 その北軍に対して南軍はというと。
 施が自ら兵を率いて戦っていた、守りを固めてそうしていた。
 そうしつつだ、彼も言った。
「何とかな」
「戦ってくれてるな」
「そんな状況や」 
 郭に守って戦っている将兵達を見て答えた。
「有り難いわ」
「疲れても戦ってくれてるなんてな」
「文句言わんとな」
「立派なもんやな」
「戦が終わったら充分休んでもらって」
「ボーナスやな」
「それをやらんとな」
 こう言うのだった。
「ほんまに」
「そうせなあかんな」 
 郭は施のその言葉に同意して頷いた。 
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