夢幻水滸伝
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第二百六十五話 成都会議でその十
「植林もするで」
「それな、やっぱり大事やな」
「そやろ」
「ああ、ほんまにな」
「それもしてな」
そしてというのだ。
「また木を調達出来る様にして」
「伐採の後の災害も防ぐな」
「環境も守ってな」
「そうしてくな」
「木は切ったらなくなるが」
それでもというのだ。
「その後にまた植えたらな」
「また使える」
「そや、それでや」
「植林もしてくんやな」
「そうしてくで」
「ほなその様にな」
「ああ、やってこな」
三人は火鍋と酒を楽しみながらこれからのことを話した、そうして政に力を入れて自分達の勢力を豊かにしていくことにした。
そして実際にそうしていったが。
四川省を中心に発展していった、三人で力を合わせるとだった。
「三人おればっていうが」
「実際にやな」
花華は張に成都の官邸の執務室で共に仕事をしつつ応えた。
「成果が出てるな」
「一人でやるよりずっとな」
「そやな」
「治める領土は広くてな」
そしてというのだ。
「民も一億を超えてる」
「優にな」
「そんな状況やが」
それでもというのだ。
「星のモンが三人おったらな」
「全然ちゃうな」
「よお治まってるって言えるわ」
「日増しに豊かになってるわ」
「ほんまにな、ただこの世界浮島もあってな」
花華はこちらの話もした。
「そっちにも人がおってな」
「ちゃんと治めんとあかんからな」
「そや、しかし浮島のお水はな」
「浮島は何処も雨が多くてな」
「成り立ってるな」
「そうなってるな」
「普通ああした場所はです」
緑麗も言ってきた、二人と共に書類仕事をしているが二人程でなくとも迅速かつ的確に仕事を進めていっている。
「お水については」
「不安があるな」
「はい、どうしても」
「川がなくてな」
「そして湧き出るお水がです」
「大陸にあるのとちゃうからな」
「限られていますので」
「どうしてもな」
そこはというのだ。
「難しいところや」
「そうですね、しかしです」
「浮島は何処も雨が多くてな」
「やっていけてるな」
「人も殆どの生きものもお水がないと生きていけません」
「植物もな」
「そうですが」
それがというのだ。
「雨が多いとです」
「それも助かっています」
「雨が多いとただその時に使えるだけやない」
それでというのだ。
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