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夢幻水滸伝

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第二百六十三話 山中の賢者その七

「若し戦になっても」
「それでもですね」
「その戦力で戦い」
「そうしてですね」
「勝てる様にしましょう、あと装備もです」
 花華はこちらの話もした。
「モンスターや獣のものだけやなく」
「人もですね」
「人の装備も整えますね」
「これからは」
「そうしていきましょう、今は皮の鎧や盾ですが」
 そうしたものを身に着けているがというのだ。
「それを鉄にして剣や槍もです」
「銅から鉄にしますか」
「そうもしますか」
「これからは」
「そうしていきます、銃もです」 
 これもというのだ。
「ボルトアクションにです」
「していきますね」
「これからは」
「はい、弓矢も鉄にして」
 こちらもというのだ。
「装備を全体的に一段階上げていきましょう」
「そうすればさらに強くなりますね」
「装備がよくなりますと」
「尚更ですね」
「そうしていきましょう、貴州省の軍隊はまだ銅や皮のものが標準ですが」 
 それをというのだ。
「一段階上げますと」
「それだけで違いますね」
「戦になっても遥かに有利です」
「装備が一段階上ですと」
「そうなりますので。充実させましょう」 
 こう言ってだった。
 花華は自分の勢力の軍勢も整えていった、山のモンスターや獣を退治して民が山に入っても安全な様にしてだった。
 その中で降る者達は仲間にしていって将兵達と共に鍛えてもいき。
 軍全体の装備を整えていった、するとだった。
 省の街や村がこれまで以上に出て来た、それで官吏達は唸った。
「軍が強くなると」
「戦ってもいないというのに」
「降る街や村がこれまで以上に増えて」
「凄いことになってきましたね」
「戦わずして勝つというか」
 花華も笑って話した。
「強くなるとですね」
「目に見えて」
「そうなればですね」
「降るものが増えますね」
「勝てないと思い」
「そうなりますさかい」
 だからだというのだ。
「装備を整えました、勿論戦になってもです」
「装備がいいとですね」
「それだけで有利です」
「実際に戦になった時も考えて」
「装備を整えたのですね」
「はい、数もです」
 これもというのだ。
「増やしました」
「そうなのですね」
「それで、ですね」
「今この様にですね」
「降る街や村がさらに増えていますね」
「そうなっていますね」
「そうです、この調子でです」
 花華は笑顔で話した。
「これまで以上にです」
「勢力を拡大させていきますか」
「降る街や村を受け入れて」
「そのうえで」
「そうしていきます、それとです」
 花華はさらに話した。 
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