夢幻水滸伝
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第二百六十三話 山中の賢者その六
「話もです」
「そうですね、人が通ればです」
「自然と話をします」
「あらゆることを」
「そして見て来た街のことを」
「貴陽が栄えていると」
そうなっていると、というのだ。
「それがです」
「伝わりますね」
「路を通って」
「省全体に」
「そうです、実は貴陽を見て」
この街をというのだ。
「そうしたらええと思いまして」
「話が拡散する」
「貴陽のいい状況が」
「それに任せる」
「そうすることにですね」
「そうしまして」
そしてというのだ。
「それが当たりましたね」
「そうですね、どうも他にもです」
「こちらに入りたい街や村が出ています」
「貴陽を中心にして」
「そうなっています」
「ほなそうした街や村も治めていきます」
こう言って実際にだった。
花華はそうした街や村も治めていきそしてだった。
勢力圏全体を充実した状況にさせていった、するとだった。
降る街や村がさらに増えてだった。
何時しか貴州省の中心に揺るがない勢力になっていた、するとここで彼女は周りに対してこう言った。
「人手が増えたので」
「だからですか」
「山のモンスターや獣を退治し」
「仲間になるなら加える」
「そうしていきますか」
「軍も規模が大きくなったので」
こちらの人手が充実してきたというのだ。
「そうして治安をよくして」
「それと共にですか」
「彼等を仲間にもして」
「戦力にしていきますか」
「人もモンスターも強くなりますね」
獣も入っていることは言うまでもない。
「そうですね」
「はい、レベルは上がっていきます」
「そこは人と同じです」
「それと共にステータスも上がり」
「特殊技能も備えていきます」
「装備も整えられますし」
モンスターや獣用のそうしたものもあるのだ。
「有り難い戦力になるので」
「だからですか」
「山のモンスターや獣の退治を進めていきますか」
「これからは」
「そうします」
まさにというのだ。
「これからは、しかし」
「しかし?」
「しかしといいますと」
「人はレベルが何処までも上がりますが」
際限なくだ、それこそ千でも二千でも上げられる。ただしそこまでのレベルに至った者は神霊でも存在していない。かなり高位の神霊でも二九〇程だ。
「モンスターや獣も同じですね」
「はい、そうです」
「それは誰もが同じです」
「成長しようと思えばです」
「何処までも成長出来ます」
「そうですね、そやからモンスターや獣を成長させていけば」
その様にすればというのだ。
「かなりの戦力になりますね」
「その通りです」
「では仲間になった者達は育てますか」
「人の将兵達と共に」
「そうしていきますか」
「そうします、そしてその戦力で」
モンスターや獣でというのだ。
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