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夢幻水滸伝

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第二百五十五話 重要な島その六

「その内部で次第にです」
「僕等に入ろうって声が出てるな」
「はい」
 まさにというのだ。
「そうなっています」
「そやな、ただ海南省の掌握は出来ても」
「壮族自治区ですか」
「あそこの端の浮島があるな」
「ベトナム、雲南省との境の」
「あそこの浮島の一つがあくまでや」 
 郭は苦い顔で話した。
「独自勢力でおろうとしてるらしいな」
「部族国家の様になってますね」
「そうらしいな」
「その浮島をどうするかですね」
「あの辺りは暑くてな」
「浮島もジャングルになってますね」
「そしてな」
 そのうえでというのだ。
「山も多い」
「その中に潜んで、ですね」
「迎え撃って来るさかいな」
「容易に攻め落とせへんですね」
「そうなるやろな」
 こう美蓮に話した。
「あの浮島は」
「そやからですね」
「精鋭を送り込んでな」
 そのうえでというのだ。
「僕等も入ってや」
「攻略していきますか」
「確かに攻めづらいが」
 それでもというのだ。
「絶対にや」
「攻略出来ますね」
「絶対に攻め落とせん城もなければ」
「絶対に攻め落とせん浮島もないですね」
「そやからな」
「何としてもですね」
「攻略するで、地の利に明るいモンも加えてな」
 そうもしてというのだ。
「そのうえでな」
「攻めていきますね」
「そうするで」
 実際にというのだ。
「ええな」
「それではその時は」
「腰を据えて攻めような」
「わかりました」
「それで他の街や村それで浮島もな」
「使者を送って降る様に言っていき」
「どうしても降らんと攻略する」
 そうするというのだ。
「そういうことでな」
「やっていきますね」
「それで民はな」
「危害を及ばしませんね」
「流石に武器を持って向かってきたら戦ってな」 
 そうしてというのだ。
「そのうえでな」
「降しますね」
「そうするけれどな」
「無抵抗ならですね」
「そのままや」
「そうですか、それなら今考えたんですが」
 ここで美蓮は考える顔になって郭に話した。
「睡眠ガス使って」
「そうしてか」
「眠らせながら」
 そうしつつというのだ。 
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