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夢幻水滸伝

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第二百五十五話 重要な島その五

「壮族自治区の方もな」
「降る街や村はですね」
「迎え入れてな」
 そうしてというのだ。
「治めてくで」
「わかりました」
「そして水軍はどんどん派遣してな」
「派遣出来る限りですね」
「海賊やモンスターを退治していこな」
 こう言ってだった。
 郭は時には自分達も出陣してそうしてトンキン湾や南シナ海の海賊やモンスターそして獣達の征伐や退治を進めていった。
 そうして海域の治安を改善してだった。
 民生を安定させもした、すると。
「暮らしが安定すると海賊もですね」
「減るやろ」
「普通に暮らせて生きるならですね」
「海賊をせんでな」
「そちらで生きていきますね」
「そうなるさかいな、海賊は海南省や壮族自治区のモンが多いが」
 彼等の出身地の話もした。
「ちゃんと治めてな」
「彼等が真っ当な仕事に就いて働ける様にすれば」
 それでというのだ。
「賊は減りますからね」
「そや、海賊にしろ山賊にしろリスク高いやろ」
「常に獲物がいるとは限らず」
「そして征伐されるさかいな」
「ましてこの世界では海や山にはモンスターもいます」
「連中とも争うことになるしな」 
 このこともリスクになりというのだ。
「そやからな」
「賊をするよりもですね」
「真っ当に働いて生きる方がええわ」
「普通はそうなりますね」
「それで善政を敷いたらな」
 そのうえで民生を安定させればというのだ。
「自然と減ってくわ」
「そうですね」
「あとモンスターや獣は異常発生やからな」
「今のトンキン湾や南シナ海は」
「ある程度倒したらや」
「普通の生態系に戻りますね」
「そうなるさかいな」
 だからだというのだ。
「モンスターは賊はある程度にしてあと大勢で漁とかさせる」
「もんすたーや獣はこちらが多いと来ないですからね」
「そやから街や村には来ん」
 彼等の習性も話した。
「そやからな」
「漁は大勢でさせますね」
「そうさせるで」
「ほなそうしていって」
「賊やモンスターにあたってくで」
 こう言ってだった。
 郭は海賊やモンスターを退治していってだった。
 勢力圏の街や村、海南省や壮族自治区から降った街や村も治めていった。そうしてそのうえでだった。
 安定し豊かになる様な政策を敷いていってだった。
 海賊を減らしていった、すると。
「評判を聞くだけでなく」
「海賊やモンスターを征伐し倒してな」
「善政が敷かれているのを見てです」
「海南省でも壮族自治区でもな」
「街や村が降ってきています」 
 美蓮は郭に広州で話した。
「そうなってきています」
「そやな」
「そうして徐々に勢力を拡大していっています」
「ええ流れや」
「それで海口も」
 郭がまず欲しいと言っていた海南省のこの街もというのだ。 
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