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八条学園騒動記

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第六百七十話 戦い終わって日が暮れてその八

「本当にね」
「今は韓国も普通に勉強をして」
「スポーツをしてるね」
「そうしてだね」
「カロリーを消費しているけれど」 
 それがというのだ。
「昔はね」
「そうだったんだ」
「カロリーの高いものを食べても」
「その分消費したら太らないんだね」
「一日六千キロカロリー摂取してもね」 
 成人男性の一日の摂取カロリーの倍である。
「それでもね」
「その分動いたらだね」
「六千キロカロリー分ね」 
 まさにそれだけというのだ。
「そうしたらね」
「太らないね」
「そうだよ、摂取した分消費したら」
「いいんだね」
「簡単な引き算だね」
「摂取カロリー分動くのは」
 タロもそれはと頷いた。
「その通りだね」
「うん、それで韓国人もね」
「食べて飲んだ分消費しているから」
「昔からね」
「痩せていたんだ」
「そうだよ、それでね」
 今度はレバーを食べながら話した。
「僕も明日はね」
「身体動かすか?」
「そうするのかな」
「そうするよ、研究所のトレーニングルームに入って」
 そうしてというのだ。
「自転車でね」
「ああ、あれか」
「あれを使ってなんだ」
「カロリー消費するよ」
 身体を動かしてというのだ。
「そうするよ」
「野上君って競技はしないけれどな」
「スポーツ自体はね」
 二匹もそれはと言った。
「けれどトレーニングルームは使うね」
「それで自転車乗るよな」
「そこでいつも身体動かして」
「カロリー消費してるな」
「スポーツは興味ないけれどね」 
 それでもとだ、野上君は二匹に答えた。
「身体を動かすのは嫌いじゃないから」
「トレーニングはするな」
「そうしてるね」
「それで自転車好きだから」
「いつもか」
「あそこで汗かいてるんだね」
「そうしてるんだ、人間身体動かしたらね」
 そうすればというのだ。 
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