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八条学園騒動記

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第六百六十九話 勝ったということにしてその四

「やはりじゃ」
「夜に入りますね」
「そうしたものでな、それをじゃ」
「朝に入ることは」
「それ自体がじゃ」
「贅沢ですね」
「うむ、だからこれはな」
 このことはというのだ。
「わしも二日酔いの時以外はせぬな」
「そうですよね」
「しかし二日酔いの時はな」
「一気に回復する為に」
「風呂に入るのじゃ」
「そしてすっきりしますね」
「如何に酷い二日酔いも身体を洗い」 
 そうしてというのだ。
「サウナや湯舟に入り水風呂にもじゃ」
「入ればですね」
「汗をかいてそして身体を一気に冷やす」
「それを二回か三回繰り返すと」
「そうするとじゃ」 
 まさにというのだ、博士は野上君に対して今は赤ワインを飲みながらそのうえで野上君に話すのだった。
「全快する」
「だからですね」
「朝はそうするぞ」
「戦いが終われば」
「ワインを楽しみな」 
 こう言いつつ博士は今は飲みながら戦局を見ていた、超巨大戦艦の者達は艦載機と陸戦隊がだった。
 艦に巻き付いて締め上げている機械龍の身体に絶え間ない攻撃を繰り返していた、だが機械龍は全くダメージを受けていない様に見えた。
 少なくとも連合軍としてはそうで彼等は言った。
「くそっ、無敵の存在なんているか」
「いてたまるか」
「必ず倒してやる」
「そうしてやるからな」
「連合軍を甘く見るな」
「連合軍は不屈だ」
 こう言いつつ攻撃を続けるのだった。
「その強さ見せてやる」
「こてで負けるか」
「まだだ」
「まだ戦うぞ」
「敵を倒すまでだ」
「そうしてやるぞ」
 こう言いながら攻撃を続けていた、そして。
 機械龍にビームやミサイル等が命中していく、それを見てだった。
 博士は遂にこう言った。
「これでじゃ」
「撤退か」
「そうするんだね」
「うむ」
 ライゾウとタロに答えた。 
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