八条学園騒動記
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第六百六十六話 巨砲からその一
巨砲から
ゾロアスター級超巨大戦艦源義経はモニターに巨大極まる九つの頭を持つ機械の龍を観た、そうしてだった。
艦長は総員に告げた。
「これより戦闘に入る」
「了解」
返事が即座に来た、それを受けてだった。
艦長は自分の傍にいる副長にあらためて言った。
「獅子は鼠にも全力を尽くすだったな」
「そして連合軍もですね」
「決して敵を侮らない」
「そうですね」
「そう考えるからな」
だからだというのだ。
「ここはだ」
「最初からですね」
「全力で戦う」
「そうしますね」
「あれを出す」
艦長は腕を組み艦橋の席から言った。
「そうするぞ」
「最初からですね」
「巨砲を出す」
「あれを撃ちますね」
そしてだ。
そのうえでというのだ。
「最初にあのマシンに強力な一撃を浴びせてな」
「ダメージを与えますね」
「あの一撃は要塞の主砲をも量がする」
「並の要塞の」
「ティアマト級巨大戦艦の巨砲で要塞の主砲並だ」
事実その口径と出力である、それを放つのだ。
「まさにな」
「ですがこの超巨大戦艦になりますと」
「その数害はな」
そこまでのというのだ。
「威力があるからな」
「敵も一個艦隊を壊滅状態に出来ます」
「数千隻を消し研がせる」
その一撃でというのだ。
「そこまでの威力があるからな」
「是非ですね」
「あれと使ってな」
そうしてというのだ。
「そのうえでだ」
「まず一撃を浴びせますね」
「博士が造ったマシンだ」
艦長はこのことも話した。
「だから一撃で倒せないかも知れないが」
「かなりのダメージは与えられますね」
「それが期待出来るからな」
それ故にというのだ。
「ここはな」
「まずはですね」
「巨砲でだ」
まさにこれでというのだ。
「最初の一撃を浴びせる」
「そうしますね」
「最初に大きなダメージを与えるとな」
そうすればというのだ。
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