ドリトル先生のダイヤモンド婚式
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第二幕その八
「醜くて」
「引退してからは」
「この人は西武時代はスターだったんだよ」
「それも子供達のですね」
「アイドル選手だったんだよ」
「当時の画像見れば頷けますね」
「それがだよ」
子供達のスターそしてアイドル選手がです。
「こうなったんだよ、だから西武のチームメイトの人が皆監督やコーチになってね」
「活躍していますね」
「それぞれの知識や指導力、理論を活かしてね」
そのうえでというのです。
「そうしているけれど」
「この人はですね」
「全くだよ、テレビで誰の役にも立たないことを言って」
そうしてというのです。
「番長とか言われていい気になってね」
「ああなっているんですね」
「その酷い生き方が出て」
「今の人相ですね」
「そして外見だよ、人間こうなったらね」
先生は眉を曇らせて言いました。
「おしまいだよ」
「そうですね」
「そして僕の顔相はなんだ」
「はい、凄くいいそうですよ」
「そうなんだね」
「先生は国教会の人ですが」
宗教のお話も入れてお話します。
「まるで仏様の様だと」
「仏教のだね」
「そう言っていましたよ」
「僕は悟りを開いているんだ」
「そこまでだと」
「ううん、そう言われると恥ずかしいね」
先生は柿とピーナッツを一緒に食べながら苦笑いになりました。
「どうもね」
「そうですか?」
「僕はそんなにね」
それこそというのです。
「立派じゃないよ」
「そこでそう言う謙虚さもですよ」
「いいんだ」
「そう思います、訳もなく尊大な人もいますね」
「尊大になるのに訳はいらないからね」
「そうなんですね」
「自分で勝手に自分は偉いと思えばね」
そう思えばというのです。
「それでだよ」
「尊大になるんですね」
「そうだよ、勝手に自惚れたりしてね」
そのうえでというのです。
「尊大になるんだよ」
「そうですか」
「今話した元プロ野球選手や野党の女性議員の人やテレビのコメンテーターや司会者の人達も」
「そういえば尊大な人多いですね」
「日本では学校の先生もだからね」
この職業の人達もというのです。
「先生様とか言われていつも生徒の上に立っていてね」
「見下ろしてですね」
「そうなっているから」
だからだというのです。
「凄くね」
「尊大になるんですね」
「そんな人が多いよ、そしてね」
そのうえでというのです。
「そんな人は自分は偉いから何をしてもいい」
「そうも思うんですね」
「そうだよ、けれど結局人間はね」
「皆同じですね」
「一人一人の能力なんてね」
それこそというのです。
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