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八条学園騒動記

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第六百五十八話 お姫様と悪役令嬢その一

                お姫様と悪役令嬢
 エイミーは真顔で言った。
「エウロパのお姫様って皆人相悪くない?」
「確かにね」
 プリシラは自分のスマートフォンを出してイギリスやオランダ等エウロパの王女そして爵位のある貴族の令嬢達の画像を観て話した。
「皆目つきと顔つき悪いわね」
「性格悪そうな感じするでしょ」
「そうよね」
「だってね」
 カトリは蒸留酒のボトルを持って来て言った、ブランデーを人数分である。
「エウロパだから」
「だからなのね」
「エウロパの連中は皆性格悪いでしょ」
「そうよね」
「特に貴族はね」
「さっきお話した通りね」 
 エイミーもそれはと頷いた。
「まさに」
「そう、エウロパの連中でしかも貴族の家なら」
「それだけで性格悪いのね」
「それもかなりね」
「そうよね、しかし皆人相悪いわね」
 ペリーヌも自分のスマートフォンで検索しつつ述べた、尚連合の者達以外が観れば誰もが普通の顔だ。主観で悪く見えているだけだ。
「見事に」
「そうでしょ」
 エイミーはペリーヌにも応えて述べた。
「性格の悪さが滲み出た」
「そんな顔の奴ばかりね」
「流石エウロパでしょ」
「そして貴族だけあるわね」
「貴族イコール屑」 
 カトリも連合の考えを言った、ただし連合に入っている国の歴史の中での彼等はそうなるとは限らない。
「そうだからね」
「まさにそうよね」
 ペリーヌはカトリの言葉に頷いた、見ればここで。
 四人共それぞれのボトルを開けた、そうしてだった。
 再び飲みはじめた、そのうえでペリーヌは話した。
「屑だからね」
「もうよね」
「そう、だからね」 
 それでというのだ。
「人相も悪いのよ」
「人間性って顔に出るからね」
「性格悪いと顔に出てね」
「人相も悪くなるのよね」
「だからヒトラーなんか」
 写真の彼はというのだ。 
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