八条学園騒動記
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第六百五十六話 飲み過ぎてその四
「政治も文化も産業もな」
「全部だな」
「日本が得意な分野に出てな」
「必死になるか」
「対抗して乗り越えようとな」
そう考えてというのだ。
「必死になるからな」
「何とかしたいか」
「本当にな、だからそれをな」
「日本を忘れてか」
「やっていかないとな、だから起源の主張もな」
これもというのだ。
「止めることだ」
「日本のものが連合で評判になったりか」
「日本で人気のものはな」
「そう思っているな」
「ああ、誰もが日本を見てな」
そうしてというのだ。
「日本を必死に追い越そう、対抗しようと必死になる」
「そうした状況を変えて韓国は韓国でか」
「生きていくべきだ、連合の中でな」
「というか子供じみてね」
ロミオは述べた。
「日本を好きなんじゃないかな」
「韓国はか」
「本当は日本のことが好きで」
それでというのだ。
「日本に何とか意識してもらいたいとかね」
「そうだな」
洪童はすっかり酒が回ってあと少しで限界を迎えそうな顔で述べた、実は彼もそれは自覚している。
「好きか嫌いかで言うとな」
「口では嫌いって言ってるね」
「二十一世紀に大統領が千年恨むと言ってだ」
朴槿恵という韓国初の女性大統領の言葉である。
「それから千年以上経ったが」
「まだ恨んでるんだね」
「そう言っている」
「口ではそこまで嫌いって言ってるんだね」
「そうだが」
それでもというのだ。
「言われてみるとな」
「実はだね」
「あそこまで必死に日本を意識しているとな」
それならとうのだ。
「もうだ」
「韓国は日本が好きだね」
「そうとしかな」
最早というのだ。
「思えないな」
「そうだよね」
「国策に一々日本の名前が出てだ」
そうしてというのだ、このことは韓国が独立してからのことである。
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