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八条学園騒動記

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第六百五十六話 飲み過ぎてその一

               飲み過ぎて
 三人でマッコリを飲みつつだ、洪童は言った。
「いや、飲んでるとな」
「ああ、流石に酔ってきたな」
「僕達相当飲んでるしね」 
 タムタムとフランツも応えた。
「それだとね」
「酒も回るな」
「当然ね」
「これはかなり酔ってるな」
「二人共顔が真っ赤でだ」  
 洪童は二人に話した。
「目も座ってきている」
「そう言うお前もだ」
「かなりだよ」
「そうだな、何かもうだ」 
 その目が座っている顔で話した。
「眠くなってきた」
「そういう時は寝ろ」
 タムタムはそれならと答えた。
「大人しくな」
「そうした方がいいな」
「下手に暴れたり吐くよりもな」
 そうした行動を執るよりはというのだ。
「もうだ」
「寝る方がいいな」
「寝ればな」
 そうすればというのだ。
「寝ている間に吐くことはあるがな」
「暴れることはないな」
「だからな」
 それでというのだ。
「まだましだからな」
「俺は吐いたことはない」
 酔ってもとだ、洪童は答えた。
「それはない」
「ならな」
「もう寝る方がいいか」
「そして翌朝二日酔いならな」
「風呂に入ってだな」
「すっきりしろ」
「そうだな」
 洪童もその通りだという顔で頷いた。
「それがいいな」
「飲んだ時はな」
「しかも俺は今かなり飲んでいる」
「俺もだ」
 タムタムは言いつつ今も飲んでいる。
「ウイスキーやブランデーも飲んだしな」
「それで今マッコリだしね」
 ロミオも今も飲んでいる。
「相当にね」
「そうだな、本当に」
「ウイスキーとブランデーは多少だったけれど」
「コップ二杯位ずつだったな」
「それがね」
 マッコリはとだ、ロミオはタムタムに話した。
「それぞれ一升はね」
「飲んでいるな」
「あまり強いお酒じゃないけれど」
 マッコリはアルコール度自体はあまり高くはない、日本酒でも清酒と濁酒では濁酒の方がアルコール度は低い。 
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